割り込むな!
2006年2月10日 / 酒
会社帰りに一杯(たくさんの”いっぱい”の方かな)。
同じ路線を使っている先輩二人とともに改札をくぐる。
Aさんが電車に乗る前に「トイレに行ってくる」というので暫く待っていたが、なかなか出てこない。
BさんはAさんに「先に電車に乗って帰ります」と言うためにトイレに入ったところ、トイレの中は長蛇の列。
どうりでAさん、なかなか出てこないわけだ。
Aさんは列の一番前にいたので、まもなく順番が回ってくるといったところ。
BさんはAさんに「まだ時間がかかるのなら先に帰ろうと思ってましたよ」とかいう挨拶をしていたのだろう。
すると、列の後ろにいた若いアンちゃんが
割り込むなよ!
と大声で怒鳴った。
Bさんは別にトイレ待ちの列に割り込んだのでもなく、お話をしただけ。
実際に用を足したわけでもないのに、なんだこいつ
私も胸糞悪くなったので、
小僧が!
と、捨て台詞を言ってトイレを出た。
すぐにAさんが出てきたので、3人でホームに向かおうとしたら、後ろから声がした
おい、ちょっと待てよ!
振り向くと、さっきトイレで「割り込むな」とどなったアンちゃんだった。
おまえら、割り込みしやがってどういうつもりだ!
この馬鹿何言ってんだ?
割り込んでないじゃん?
おそらく、私の捨て台詞にカチンと来て因縁つけにきたのだろう。
こういう馬鹿を相手にするのは非常に疲れる…
俺ら、割り込んだか?実際に小便したか?
しようとしただろうが!
本当にもう…切れちゃうぞ!
どこの有名中学を卒業したのか知らないが、私の一言でプライドに傷がついたらしい。
だが、多勢に無勢であるうえに、我々はこういうアンちゃんにあやをつけられ、縮こまるタイプの人間ではない。
「俺様がちょいと凄んだら、びびっちまっうようなしょぼくれたおっさん連中だったぜ!」なんて武勇伝を作るつもりだったのだろうが、振り返った三人を見て「まずいやつに因縁吹っかけちまった」のかと思ったに違いない。
三人からにらみつけられながらも、アンちゃん必死になっていきがってます
アンちゃん、結局何が望みだ?金か?
あっ、お金あんま持ってないんで、いただけると良いんですけど…
一時は一触即発の状態になったのだけど、さすが大先輩のAさん。
ちょっと向こうで話そうぜ
と、二周りは体の大きなアンちゃんの肩を抱えて、二人でホームに上がって行きました。
暫くしてAさん、何事も無く帰ってきましたが、アンちゃんにどんなこといったのか後日私の耳にも入ってくるのでしょう。
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