■ ブラッシュアップ
この言葉を初めて聞いたのは1ヶ月ほど前のことである。
聞きかじりのものをすぐ使いたくなるというのが私の悪いところかも知れないが
意味を直訳すると「磨き上げる」と言うことだろう。
そんでもって、このタイトルで使っている意味としては「すでに良いものを更に磨きをかける」と言うことなのだが。
ちょっと自信がないがたぶん合っているんじゃないかなぁ・・・
■ CD-Rのお話
前回、CD-Rの不調についてレポートした。
大ざっぱに言えば、内蔵のSCSI-2ポートに接続したCD-Rで4倍速書き込みができないでいたのだ。
この点についてメーリングリストで問い合わせたところ、ノーマルのSCSIポートに接続すれば8倍速でも焼くことが出来るとの助言が有ったので、実行してみた。
結果はご助言の通り4倍速で焼くことが出来た。
しかし、本来8倍速のCD-Rであるのに、ノーマルSCSIポートに接続しているためか、ビデオCDなどの再生でもたつくような場面が見受けられる。
まぁ、現在では12倍速でライティングが出来るCD-Rも出ているし、どこぞの人のように裏CDを?大量生産をするわけではないから、個人の趣味でMacを使う分には問題なさそうである。
■ ある青年の主張・・・
私はMacな先輩の毒牙に掛かり、買いたくもないマッキントッシュ(Mac SE)などを無理やり売りつけられた。
だが!それは今では感謝に変わっている。
今でもあまり物を考えることなく、ワープロやインターネット、写真のレタッチが出来るのはMacが有るおかげだからだ。
Macに手を染めてからず〜〜〜〜と、同じキーボードを愛用してきた。
それが「標準キーボード」と言うやつである。
私はこの標準キーボードのキータッチがえらくきにってしまい、安っぽくかちゃかちゃ音のするもの、妙に軽すぎるキーを触るだけでも身の毛がよだつという状態になってしまったのだ。
ところが悲しいことに、万物は常に流転している。
10年近く使っていれば、部品が消耗し、押したらそのままになってしまうキーや、押しても反応しないキーが目立ってきた。
新品でも安いものは5千円以内で買うことも出来る。
中古にいたっては数百円で買えることも有る。
だが触りたくないものは触りたくない!と、ストレスをためながらも、だましだまし使っていたのだ。
数十台のMacを買いながらも、キーボードだけは換えるものかと心に決めた青年であったのだが・・・
■ もう限界か?
日に10本以上メールを書くことも有る私にとって、使い慣れたキーボードというものは必至である。
しかしこれほどデットキーが目立つとストレスがたまって仕方がない。
昨年、堪え兼ねてYosemite付属のUSBキーボードを使うことを決心した。
当初はかちゃかちゃ軽すぎるキーボードに嫌気が差していたのだが、使い慣れればそれなりに「まぁいいか・・・」となってくるのが、人間の嫌なところである。
ようは食わず嫌いというか、なれればみんな同じというところである。
しかし、やはり万物は流転している(。☆)\(-_-#
Yosemiteを売ってしまい、このじゃじゃ馬号をメインに使うことに決めたときから、再度「標準キーボード」を使うことを余儀なくされた。
有る程度のリハビリにより、それなりに使えると言う状態であったのだが、ときおり「A」キーが反応しなくなったり、リターンキーが戻ってこなくなったり、急にマウスが動かなくなったり、ストレスがたまることは変わりない。
「こいつらともいよいよお別れかなぁ・・・」と心の隅に置きながら、秋葉原に行きました。
■ 天は我を見放さなかった!
秋葉原のどこに行けばキーボードが安く売っているか?
常に秋葉原を歩き回っている私には答えは明確であった。
まよわずソフマップの中古店に足を運んだ。
ありました、ありました。
段ボール箱に無造作に入った薄汚いキーボードが山のようになっています。
ふと、奥の方に行くと「標準キーボード」も有るじゃないですか!
値段は確か4千円ほど・・・
手前の段ボール箱には2千円の標準キーボード2が2千円程で積まれています。
どれも手垢まみれで薄汚い!標準キーボードにいたっては今自分で使っているのより、変色したキーボードばかりでした。
さて、どうしますか・・・
やっぱり標準キーボードにしたいところでしたが、どうせこんな薄汚い奴を買うくらいなら、半額で2本買ったほうが良いかなぁ。
どうせ、キータッチは慣れれば同じなわけですから。
私はしばらく考えるため、店の中を歩くことにしました。
店の入り口には「処分品」と書かれたやはりもっと汚いキーボードが沢山有りました。
こちらは掃除もしていないから、もっと汚い・・・壊れたキーも有る。
が!私は目を疑いました。
薄汚いキーボードの中に1本標準キーボードが有ったのです!
しかも日にまるで当たっていなかったようで、真っ白けです!。(※上記のように古くなるとキーの周りは黄色くなってしまいます)
試しにキーを押してみたら、やはり新品のよう。
なんでこんな素晴らしいものがここに有るのでしょう?
理由がわかりました。
オプションキーが1個壊れて無くなっていたのです!
値段は・・・なんと477円〜〜〜〜\(^o^)/
私は周囲を見回しました。
私以外にこのキーボードを狙っているやつがいるかも知れませんから(^^;
まるで動かないジャンク品かも知れない・・・そう言う不安は有りましたが、消費税込み500円を払い、逃げるようにソフマップを出ました。
■ やっぱりジャンクだったのかよ・・・
興奮を抑えながら、私は帰ってすぐキーボードを接続しました。
デットキーが無いかどうか試したかったのです。
アイコンパレードが続いていよいよ試し打ちに掛かったのですが・・・
私はため息を漏らしました。
どのキーを押してもまるで反応が有りません。
Powerキーを押してもシャットダウンすらできず、私はメインスイッチを押す以外有りませんでした。
「やっぱりジャンクはジャンクだったか・・・」そう思ったのです。
しかしこれだけ美しいキーボードですから、今もっているキーボードとアッセンブリー交換すれば使えるはずです。
そう言い聞かせて分解したのですが、この標準キーボードは全てのパーツがハンダ付けしてあって、どうにもこうにもすぐ交換できる状態では有りませんでした・・・
「あぁ・・・しかたねぇか」そうあきらめかけて、私は今まで使っていたキーボードをつなぎ直しました。
「あれ?」異変にすぐ気付きました。
いままでデットキーがあっても使えていたキーボードも、どこを押しても反応しないのです。
まさか!これは!?
続く
<00/06/05>