今回は、今まで書いたコンテンツの復習が沢山出てくる。
初めてこのコーナーを見る人、そして細かいことを忘れている方がいたら、ぜひ以前のコンテンツにも目を通していただきたいものである。
満員電車に乗っていたら、急にゆれて隣にいた若い女性が自分の靴を踏んだとしよう。
女性は「すいません」と言ったら、何と答えるか?
日本語なら「大丈夫ですよ、気にしないで下さい」という感じで答えると思う。
韓国語なら「ケンチャナヨ!」で良いと思う。

この話は以前「37 八字」に書いた。
そして日本ほど韓国人はこのような場合にあやまらない場合が多いと言うことも、前回の「43 出ろ!!」で書いた。
ちょっと偶然の発見なのだが、韓国語にも「大丈夫」という漢字言葉が存在したのである。
A子 「宣教師お兄ちゃん恰好良いよね!」
B子 「ほんと!大丈夫らしいしね」
蛇足では有るが、彼女らの会話の中で出てくる「お兄ちゃん」とは自分の肉親の兄ではないことがある。
「12 お兄ちゃん」を参考にしてもらいたい。
はてさて、彼女らの会話の中で出てくる「大丈夫(デジャンブ)」とは何のことだろうか?
これはいくら日本語で考えても解決できない問題だ。
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dae-jang-bu「大丈夫」
それではこの言葉とほぼ同じ意味の単語を紹介しよう。
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nam-ja「男子」
つまり上のスキットで書かれていた「大丈夫」とは「男」の事なのである。
辞書を見ると「ますらお」とか「立派な男」という意味で書かれているのだが、日本語のボキャブラリーの少ない私にとっては、ピンと来ない言葉である。
気になって日本語の辞書の代名詞「広辞苑」を開いてみたら、やはり「大丈夫」とは韓国語と全く同じ意味で「立派な男」として載っていた。
もちろん現在私達が普段使っている「ケンチャナヨ」の用法も載っていたのだが・・・
ちょっとした推測なのだが、些細なことで腹を立てない「立派な男」を「大丈夫」だとすると、満員電車の中で足を踏まれたとき
私は「立派な男」だからそんな些細なことには動じません。
と、言う意味から転じて「大丈夫」が日常使われるようになったのではないだろうか?
外国語を勉強しているはずなのに、母国語の勉強になってしまった。
先生もたびたびおっしゃっていることなのだが、韓国語を日本語にするとき、また日本語を韓国語にするとき、双方のボキャブラリーが少ないと非常に不自然な訳になってしまう。
韓国語を勉強するようになって、初めて私の日本語の文章の間違いに気づいたりもした。
外国語を習うということは、母国語を振り返ってみるということでもあるようだ。
<01/09/08>
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