寝ゲロ

2003年2月2日 / 役に立たない韓国語

「役に立たない韓国語」の初期に「奈良=ナラ?」と言う話を書いた。
日本の奈良という言葉は、実は韓国語で「国」という意味を表す言葉だとか・・・
まぁ、それが本当だとしても僕は面白いと思っているのだが、なんの物的根拠がないので、はっきりと否定する先生も多い。
いずれにしても、韓国語のナラ(国)と奈良県の奈良はほぼ同じ発音だから、全く日本語の知識のない韓国人が「なら」という発音を聞くと、頭に浮かぶのは「国」というイメージなのだ。

さて、さて、今回は韓国語と日本語の「空耳」について書いてみたいと思う。

日本での生活が長い、ある先生が、こんなことをおっしゃっていた。
「おそば屋さんでたぬきそばを頼む時、いつもへんな想像をしてしまうんです。」
はて、なんのことやらと聞いてみると「たぬき」というと、具が何も入っていないようなイメージになってしまうのだという。
先生のイメージしたのは「た-抜き」。
taとは韓国語で「全て、全部」という意味を持つ副詞だ。

 da:全部

これは韓国語と日本語の両方を理解していないとわからない言葉だが、まぁ、言葉遊びとしては面白いと思う。

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韓国人がお神輿を担いでいる時の掛け声を聞くと、あるイメージを持つそうだ。
むろん、地方によって掛け声は違うのだが、「わっしょいわっしょい」と言う掛け声の話。
韓国人の耳にはこう聞こえるらしい。

 wa-sseo-yo! wa-sseo-yo! :来ました!来ました!

一説には、この「わっしょい」という掛け声が、韓国語の「来ました」から来ているのだと、おっしゃる方もいるらしいが、さてさて・・・

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私が韓国のポップスを聴いていると、変な言葉が耳に飛び込んできた。
かわいい女の子の声で「・・・寝ゲロ・・・」(-“-)
もちろん、全て韓国語なので「寝ゲロ」をイメージしてしまうのは、日本人だから仕方ないと思う。
歌詞カードを眺めて、該当する部分を探ってみると・・・

 nae-ge-ro:私の方に

なるほど、あなたの愛を私に捧げてだとか、そんな事を言ってたわけだな。
だけど、絶対韓国語を勉強していないと「寝ゲロ」に聞こえるんだってば!

<03/02/02>

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