雨の出迎え

■ 韓国は雨だった

 初日の天候が良くないことはWebPageで確認していたことだった。
 それはインチョン国際空港に降り立つ前から、感じられた。
 韓国に近づくにつれ、ジェットコースターの急降下にも似た感覚を頻繁に感じた。
 子供が沢山乗っていたからか、しつこいくらい「きゃー」という悲鳴が何度も聞こえた。
 無事に韓国に到着、日本に帰ってこれたからこそ、このWebPageを書いている訳だが、やっぱり飛行機は絶対に落ちないという保証が無いので、あのエアポケットにはまった時の感覚は生きた心地がしない(^^;

 空港に到着すると、ロビーに韓国人女性が待っていた。
 夏休みシーズンからすこし外れていたからか、結局私たちを含めて10人ほどの旅行者しか担当していないようだった。

 我々はマイクロバスに乗って、一路ホテルへ向かった。

  マイクロバスの中でガイドさんが挨拶。
「アンニョンハセヨ~!(こんにちは)」
 すかさず私も「アンニョンハセヨ!」
 ガイドさんは「あら、この中には韓国語が出来る人が3人いるようですね。どの位、韓国語話せるんですか?」
「そうですね・・・。切符を買う程度ですね(^^;」

 この程度の会話だったのだが、同行した弟の嫁さんが「会話が成り立ってる」とぼそっと言っていた。
 この程度になるのに、自分は人の倍、時間掛かっているのだから、あまり褒められないことは承知している(^^;

 ガイドさんから「今回、韓国で予定されていることは?」と聞かれたので「ナンタと板門店に行きたいのだけど、まだ予約していないんですよ」と言ったところ、ガイドさんの目が光った。
 「私、ナンタの大ファンなんです。もう20回位見ました。」と、言いながら、バスに乗っている人たちにナンタの面白さを熱弁されていた(^^;
 相当のファンらしく、全てのチームのサインを持っているとか。

(初日にナンタを見る事も考えていたのだが、ホテルに着くのが午後7時くらいになってしまうので、却下。)

※ 今回の旅行で感じたこと。
 ナンタにはレッド・ブラック・ホワイト・ブルー・グリーンの5チームがある。
 演じられるストーリーはチームに関係なく同じなのだが、キャラクターの違いによって、かなり印象が違うようなので、何回も見るのが良いようだ。
 ガイドさんは特にブラックチームのファンが素晴らしく「顔を真っ赤にして演じている」とべた褒め。

 ガイドさんはHangulの基本も教えてくれたのだが、この時点で数個のHangulが覚えられたとしても、役に立たないことは言うまでもない。

■ いきなりお土産屋

 今回、ガイドさんが現地を案内してくれる完全パックセットでは無かったのだが、パック旅行には避けられない物が有る。
 それが行き帰りに予定されている、約1時間ずつの「お土産屋訪問」である。

 韓国に到着するやいなや免税店に案内されたのだが、お土産と言うのはできれば旅の最後あたりにチョイスしたいものだ。
 ブランドバックだとか、香水だとかに興味が無い自分には、ここがすごく場違いなところに感じる。
 いつまでも鼻を突く香水の匂いの中にいるのが嫌になり、コンビニで煙草を買う。

 「キャスターマイルド、二つ」
 多少発音が悪くても、物を指を差しながら、堂々と意思表示をすれば、買い物は簡単にできる。

 愛飲の「キャスターマイルド」が、韓国では2,000ウオン。
 今回の韓国ウオンのレートが1円=0.116ウオンだったから、煙草一箱の値段は232円位。
 韓国の煙草で有名な「This」が1,500ウオン(174円)
 まとめ買いしとけば良かった。

 2時間ぶりの煙草を吹かした後、弟達を探しに再度免税店に入る。
 彼らはキーホルダーなどを置いている小物売り場にいて、あれこれ品定めをしていた。

ここで買うんじゃない!
絶対高い!
心の中で何度も自分に言い聞かせていたのだが・・・

ところが、店員さんがしつこく日本語で話しかけてくる。

サービスしますよ!このキーホルダー10個買ってくれたら2コおまけ

 いつの間にか、自分の手にも沢山の小物が握りしめられていた。
 10%の消費税が着いて、7千円弱のお会計

絶対なにかオカシイ。だまされたみたいだ・・・

 我々は顔を見合わせながら語り合った。

※ 今回の旅行で感じたこと。
 割引券にだまされてはいけない。
 免税店で売られるものは絶対高い!
 買いたいものをチョイスしたら、南大門市場か東大門市場へ行くべし!
 日本語の出来るところは高い!

■ 一つの目的が・・・

 免税店の店員さんによるマインドコントロールが溶け始めた頃、ガイドさんから「板門店、明日予約とれました。ナンタは明後日予約一杯なのですが、何とか知り合いにねじ込んで見ます。4時からにしますか?6時からにしますか?」と言われた。
 なんと、残念なことに、「現地でイベント予約を入れる」と言う計画がガイドさんのご好意で終わってしまった。
 板門店が一人1万円、ナンタが一人7千円だというので、バスの中で一括払い。

※ 今回の旅行で感じたこと。
 ガイドさんに頼めば、イベント予約を一任できる。
 ただ、ナンタは一番高いS席であっても5千円なので、2千円はガイドさんへの手数料と考えたほうが良いだろう。
 また、この2千円の中には交通費が入っており、ホテルへの送り迎えもしてくれるので、楽と言えば楽。

 我々の宿「豊田ホテル」に到着したころ、雨足はいっそう強くなって行った。
 そうは言っても、去年に比べれれば蒸し暑くなく、逆に過ごしやすいくらい。
 時刻は午後7時を回っている。
 さて、夕食はどうする?
 ホテルの中にも食堂があるが、どうせ韓国に来たのだから、外に食べに行こう。
 
 私は事前にチェックしていたガイドブックのある頁を開いた。

<03/09/07>