国勢調査

2005年10月2日 / 宣教師の思考方式

 実に3ヶ月ぶりの日記である。
 日々けだるい日常を送っていたのではなく、どちらかと言うとエキサイティングで近年まれに見ない、充実した3ヶ月だったと思っている。
 仕事に関する事なので、詳しくは書けませんけどね。


 さて、昨日10月1日は「国勢調査の日」だったらしい。
 そう言えば、昨日近所のおじさんが回収に来たっけ…
 なんとなく、検索エンジンのホームページを見たら、国勢調査に関する記事が目に入って来た。
 なんでも、個人情報を他人に教えたくないと言う理由で、国勢調査を拒否する人間が多いようだ。
 それでもって、2チャンネルのような掲示板に行くと
・ 国家に管理されるのはお断りだ
・ 国勢調査院は国家の手先
のような意見まで書いてある。
 そういう人の意見を聞いていると、国家の転覆を狙って地下活動を行っているような人なのかしら?なんて考えてみたくなる。
 そりゃそうだ。
 主君の仇を討つ為に身を潜めていた赤穂浪士のごとく、(赤穂浪士に関しては正反対のお話が有る事も十分承知していますが)その日が来るまで、自分の身分を隠していないといけないからね。
 まぁ、掲示板にそう言う意見を書く人間は、本当の意味で大義と言うか、他人の幸せを願って活動している人ではないだろうけどね。
 たんに、めんどくさい・うざったいなんて理由をどこかで聞きかじって来たカッコいい台詞で隠しているのかも知れない。
 その反面、そう言う人は人の個人情報と言うか、スキャンダルを暴くのが大好きなのかも知れない。
 自分の情報を一切出さず、安全なところから人の批判をする。
 ネット社会の中では簡単にできるからなおさらだ。
 個人情報保護法と言う法律ができた事により、企業やお役所は今まで以上に個人情報をしっかり管理しなければならなくなった。
 しかし、今まで以上にぎすぎすした社会になってしまったような気がする。
 個人情報を漏らしたものは罰を受けるのはよいのだけど、反対に誰かが自分の情報を漏らすのではないかと、疑心暗鬼になっている人も増えて来ていると思う。
 個人情報と言うものは金になる。
 だから皆、個人情報を知りたがる。
 だけど、今更法律なんて作ったってもう遅いと思いませんか?
 これだけ個人情報が裏で流失しているという現実をよく考えた方が良いと思う。
 国勢調査に協力したくない、隠したいと思っている、学歴や年収、既婚未婚の事実など、国家ではなく、民間レベルで皆知っていると考えて間違いない。
 国勢調査に協力しなければ、自分の個人情報がこれ以上漏れないというのは随分と楽観的なご意見だと思う。
 日本国家に自分の個人情報を教えたくないと強固に思うなら、外国に行くのが懸命だろう。
 なんでそんな事までしなければならないのかと逆切れされても困ってしまいます。
 あくまでも国勢調査を拒否する手段を提示しただけですから。
 本当に知られたくない情報は、心の中だけにそっとしまっておくものだと思っております。

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