響鬼の事情(ひびきのじじょう)

五月書房
¥ 2,592

 日曜日の朝7時からスーパーヒーロータイムと称して「スーパー戦隊シリーズ」と「仮面ライダーシリーズ」が放映中。
 私は生まれた頃から特撮ヒーローに慣れ親しんで来た。
 そして今でも慣れ親しんでいる(。☆)\(-_-#)

 社会人になってからテレビに執着する事が殆ど無くなったにもかかわらず、韓国語を勉強し始めてから逆にテレビを見る事が多くなってしまった。
 韓国語の勉強と特撮ヒーローものとの奇妙なリンクが有るって話しは昔コンテンツに書いたことがあります。

 さて、今回の話題は「仮面ライダー響鬼(ひびき)」と言う、テレビ特撮ドラマの中で異彩を放っていた(もしくは駄作・失敗作)ドラマに関する感想と、響鬼がどのような行程で作られて行ったかと言う、一人の関係者が書いた本を読んで感じた覚え書きある。

 いまでこそWikipediaなど、キーワードを叩けば裏情報まで見えて来る世の中にはなったが、基本私は裏舞台を見るのがあまり好きではない方だ。
 裏舞台を知った方がより濃厚に本編が楽しめると言うこともあるだろうけど、裏舞台を知らないと楽しめないと言うのは逆におかしいじゃないですか?!と言うスタンスなのである。

 なんで2005年に放送された古いコンテンツである「響鬼」を見始めたかと言うと、良い歳こいて「仮面ライダーW(ダブル)」に夢中になってしまったからだ。
 その後、他の平成仮面ライダーはどんなもんなんだろうと思って見始めたのが響鬼だったりします。

 正直言って、裏舞台を知らなかった私は「なんでこれが仮面ライダーを名乗っているのか?」と不思議に思ったくらいだった。
 何しろ

・敵の組織らしい物が存在しない(一応人間型の敵はいる)
・主人公がバイクに乗らない(←激しく仮面ライダー感が喪失、後半乗り出す)
・必殺技がキックも無ければパンチでもない
・主人公がオッサン!(ごめんなさいm(_ _)m ファンです)

と、突っ込みどころ満載であった。

 なんでこんな世界観になってしまったのか?
 又聞きした話しでは

平成の仮面ライダーアマゾンを目指した

という不確かな情報であった。

 ふ〜ん、なるほどね。
 それならそれでも良いじゃないか。
 仮面ライダーでは無いとは思いつつも、ドラマとして響鬼は魅力的に思えた。
 すでに放送終了した過去のお話ではあったが、熱狂的に支持したいと思った。

 私の中ではこの作品に関して

わざわざ仮面ライダーを名乗らなくても良かったのではないか?

という疑問で一杯だった。

 昨年末、ネットでDVDを発注出来るサービスを利用して再度響鬼を見返してみて、テコ入れがあったと言われても断然面白いと思えた。
 それこそ現在放映されているガイムなんかより何倍もお薦め出来る作品であると思える。

 ところが、この響鬼と言う作品には色々と曰くが有るという話しを後から聞いた。
 その辺の事は大人の事情も有るだろうしWikipediaを見ればそれで十分な気もしなくは無い。

 今回「響鬼の事情」なる本を購入して一読したのだが、結局のところ大人の事情で仮面ライダーを名乗らざろう得なくなったってことだけ分った。
 汚い話しだしちょっとむかっと来る話しでもあった。
 でも、業界で生活するためにはそれを無視しては生きられないと言う事は十分に理解出来ました。

 響鬼という凄く魅力的な器が作られたと言うのも、大人の事情に抵抗して少しでも努力しようと頑張った人達がいたからだという事だけはこの本から伝わって来た。
 そして物をイチから作ると言う大変さと好き者達の苦労はなかなか言葉にする事は難しいのだろうと思う。

 仮面ライダーを作る過程で出た様々なアイデアが消えては浮かび、そして次の作品でそのアイデアが再利用されると言うのも面白いと思う。
 現在放送されている「仮面ライダー凱武(がいむ)」という作品の中にも、この「響鬼の事情」の中に出て来たアイデアの片鱗とも言えるキーワードが出て来ておどろいた。
 10年も経っていてもアイデアは脈々と受け継がれているのだと分り、この本を読んだおかげでお得な気分になった(^^;

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 この文章を書いてる途中、外で遊ぶ子供達が「れいんぼーれっしゃー」とか言って追っかけっこをしている声が聞こえて来た。
 本来、特撮ヒーロー物は子供のための物だ。
 だけど、それを作るのは大人である。
 子供のために大人が無い知恵絞って新しい世界を作ろうと日夜苦労をしているというのは滑稽に見えるかも知れない。
 それ以上に、良い歳した大人が、良い歳した大人により作られた子供のコンテンツを見てあーだこーだ言っているのはおかしい事に見えるのが普通だと思う。

 だけど辞められないんだよね〜(≧∀≦)ノシ

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