OM-1のプリズム交換

2008年12月12日 / 写真・カメラ


 いよいよ本番\(^o^)/
 今日はOM-1のプリズム交換に挑戦です。
 まずはフィルム巻き戻しレバーの分解から始めます。


 前回書いた通り、巻き戻し軸にドライバーを入れて固定するのですが、巻き戻し軸に入れたドライバーの方をねじると、軸の先端部分がハの字になってしまいます。

まぁ、ペンチで締めれば良いのだろうけど…
 マニュアル本に従って、巻き戻しクランクを回すのが賢明のようです。
 持っていた精密ドライバーの捕り手部分が、フィルムの巻き戻し軸の溝にぴったり合いました。
 フィルムボックスの部分が傷つかないようにボール紙をしいてフィルム巻き上げレバーを回します。
 クッと力を入れれば回りました。
 次にフィルム巻き上げレバーの分解です。
 本来であれば、まず化粧板を外すためにゴム製の道具を利用するようです。
 マニュアル本には「ゴムアダプタ」と書いてありましたが、どうやら一般的な名称では無いようです。
 オークションを見ると「レンズリング・オープナー」という名称で出品されていました。
 どうせならこの道具も仕入れたいと思っていますが、高まる欲求には勝てません(^^;

 入手したジャンクコンパスを利用する事にしました。
 OM-2で実験したところ、それ程大きな傷をつけずに化粧板を取り外す事が出来たので、今回もこの道具を使います。
 購入当時から気づいていたのですが、このジャンクコンパスの先端はもの凄く尖っているんですよね…

 OM-2で実験したので大丈夫だろうと思っていたのですが、案の定化粧板を傷つけてしまいました(ToT)

 この位なら多めに見ましょう…
 だけど、どうせこのジャンクコンパスを使うならば、先端をヤスリで削るなどして、なるべく傷つかないようにすれば良かったと後悔しています。
 続いて巻き上げレバーの下にあるナットを外します。
 これもカニ目と呼ばれる道具を利用するのですが、手元にあるのはジャンクコンパスしかないので利用しました。
が!Σ( ̄□ ̄|||)

 ナットをなめてしまいました(ToT)
 なまじジャンクコンパスの先端部分が尖っているため、強いトルクを掛ける事が出来なかった訳です。
反省点:ちゃんとしたカニ目を利用しましょう!
 ちゃんとした工具が届くまで、分解作業は一時お預けか…
 ですが、私の休みも無限に有る訳ではないので、強硬手段に出ました。
 ナットの穴にマイナスドライバーを入れて、お尻を叩いて回してみました。
 おぉ!回った!
 自分でヘマをしておいて言う事ではないですが、当分は自分で利用するものなので、多少傷ついても仕方ないと納得しました。
 ブログで書いておきたい分解をする上での大きな反省点はこのくらいでしょうか。
 あとはマニュアルどおりの話です。

 OM-1のプリズムを外し、加水分解してしまったモルトを除去して、OM-2に入っていた綺麗なプリズムと交換して作業は終了です。
 前回も書きましたが、OM-2に入ってたプリズムは、モルト除去及び、対策済みだったため、プリズム交換後は新品同様になりました。(新品見た事無いけど)
 さて、加水分解されたOM-1のプリズムをOM-2に戻そうかと思い、とりあえず溶けたモルトの除去作業を行いました。

 ところが、写真にも写した通り、溶けたモルトが蒸着されたミラーを浸食しているのは間違いないのですが、表面上は溶けた後が有りません。
 これではアルミホイルを貼付けるなどの方法はとれません。
 むりやり紙ヤスリなどで削れば良いのでしょうけど、モルト自体は除去して、これ以上モヤモヤが大きくなる事はないので、ここまでにする事にしました。
 本日の作業はこれまで!

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