じゃじゃ馬復活計画
平成11年12月上旬。
山形の友人からとあるメールが入りました。
「二次キャッシュを外す作業をしてから、どうも8500が動かない!」
難しい作業ではないはずですが、じゃじゃ馬はまたしても機嫌を損ねてしまったようです。
山形の友人は半分仕事でMacを使っており、急きょニューマシンを購入する自体に陥り、またしても中に浮いてしまいました。
再度「じゃじゃ馬」は私の手元に来ることになったのです。
立ち上げるとマウスポインタが出るのですが、数秒後フリーズしてしまいます。
もしかしたらG3カードがダメになっているのか?
それを確認するために、秋葉原で604/150MHzのカードを購入。
取り付けましたがやはりだめです。
私はMacのMLにこのことを打ち明けました。
「もしかしたら内蔵電池切れかも知れませんよ」とのアドバイスが入りました。
そこで内蔵電池を交換。
しかし全く状況は変わらず。
MLに敗北のメールを入れました。
やっぱり電源か?ロジックボードか?と思っていたのですが、電源は2万円近くします。
ロジックボードにいたっては3万円もします。
金をかけずにこの事態を打開するためにはどうしたら良いのか?
平成11年12月某日
秋葉原を散策しているとPowerMac7200/90が1万円弱で売られているのを思い出しました。
こいつを買えば電源のチェックはできるな!と思ったのですが、こいつを今すぐに買っては秋葉原巡りはできません。
それに使いもしないマシンが部屋に増えるというのはどうも・・・
とりあえず帰り際購入することにしました。
1時間位して、その店に行ってみると・・・
ない!すでに売れてしまっていました。
この店で7200を見かけたのが1ヶ月前だったので、まさかそう簡単に売れるはずないやと思っていたのですが、やはりジャンクの掟は守るものです。
意気消沈のなか、Internetの個人売買でPowerMac7200/90を売ってくれる人を探しました。
しかし1万円であのスペックのものを売ってくれるという人は現れませんでした。
すると「ビデオ回路が壊れたジャンクのロジックが有るけど、貸しましょうか?」というメールが届きました。
MLで私のじゃじゃ馬復活計画を見ていた人からの救いのメールでした。
突然起動しなくなったマシンですので、新しいロジックボードを入れても再度壊れる可能性も高かったので、このロジックを購入することになりました。
平成11年12月の末の話です。
平成12年、ミレニアムの年が明けてロジックボードが届きました。
これで復活か!
しかしロジックを交換してもじゃじゃ馬は沈黙を保ったまま・・・
そうすると最後のチェックポイントは電源しか有りません。
急きょ車を走らせて秋葉原に飛びました。
かねてから目をつけていた、とりあえず秋葉原で見た中で一番安い電源を購入。
滞在時間15分という短い時間でUターン。
電源を取り換えました。
ところがマウスポインタが出た後、フリーズしなくなったもののHDを認識できません。
CD-ROMでも立ち上がらない(ToT)
再度ケーブルを点検。
フラットケーブルが断線していました。
どうやら電源を外すとき引っかけてしまっていたようです。
そして予備のケーブルを付けたところ・・・
完全復活です!
やった!やりました!!
ハッピーMacが笑っています!(そのままや・・)
この状態で良いのですから、再度電源やロジックの相対実験を行いました。
その結果電源は生きていることが判明しました(ToT)
つまりメモリーなどがちゃんと入っていなかったため起動できなかったようです。
かくして、じゃじゃ馬復活計画は終わりました。
こいつは604/150MHzで十分のはずですが、メモリーが32Mと少々心細いスペック。
さて、これからどうしましょう・・・
じゃじゃ馬物語はまだ続く
<00/01/19>