ミーティング!

■ オレガンマニムニダ(御久しぶりです)

 待ち合わせの時間を一時間近く過ぎて、我々はやっとのことで新村駅に到着。
 異国の土地で懐かしいお顔と対面することが出来た。
 お友達を随分待たせてしまったのではないかと思ったのだが、彼らは彼らで気にせず食事をしているというので安心した。

 新村駅近くの焼き肉屋に案内される。
 中で待っているのは韓国人ばかりだろうから、この店に入ったら一切日本語が通用しないと思ったほうが良さそうだ。

 ほぼ店の中央で先生の奥さん、そしてそのご友人である年上の男性が一人、韓国美人御二方が我々を迎えてくれた。
 ミーティング(合コン)の開始である。
 さっそく韓国語での会話を楽しみたいのはやまやまだったのだが、とにかく蒸し暑い中歩き回っていたのでビールを飲みたかった・・・


通称アグリ先生と美人の奥さん

 すると奥さんの友人でこのグループの筆頭(兄貴としておきます)が「韓国のビールはあまり美味くない。ビールを飲みたかったら次の店でしこたま飲ませてやる。韓国に来たんだからまずこの酒を飲め!」と言う。


右が「兄貴」

 韓国焼酎を一気飲みさせられるのかと冷や冷やしていたら、黄金色の小さな小瓶が運ばれてきた。
 それは「百歳酒」という朝鮮人参が入った、口当たりの良いワインのようなお酒だった!
 これはうまい!
 たちまち数本空けてしまう。

※ ちなみに「百歳酒」は韓国料理屋で一本1,800円程で飲むことが出来る。
  おそらく新宿辺りで一本千円程度で買えると思うのだが・・・


韓国美人と合コン!

 アルコールが回ってくると口も滑らかになってきた。
 先輩と私は奥さん子供を先生の奥さんに任せて、韓国人グループの座っている席に移動、韓国語でお喋りを始めた。
 酒の席は相手の質問を理解し、自分の言いたいことを簡潔に言うのが良いようだ。
 私は長い文章を話すわけではないのだが「え〜、そんなことまで知っているの?」と、ツボにはまったテンポの良い会話をすることができた。
 これぞ2年半のたまものというもの。
 感無量である(ToT)

 焼き肉屋でのエピソードをもう少し紹介したいと思う。

■ チョルムン サラム(若者)

 私は「兄貴」から韓国人の酒の飲み方や上下関係の話しについてレクチャーを受けていた。
 どういう経緯だかはっきり思い出せないのだが、私は兄貴の事を「あなたはまだ若い(若者)ですよ」と言った。
 すると兄貴は左手にはめている結婚指輪を押さえて、のけぞってしまった。
 瞬間的に感じたのは、私が言った「若者」と言う言葉に「若造」とか「青二才」という意味合いが有ると言うことだ。
 すぐに「日本では若い人というのはほめ言葉なので悪い意味で言ったのではないです。」と言ったところ納得してくれたのだが、単語の中に含まれている韓国文化をまだまだ自分は知らないと感じた。

■ 漫画で日本語の勉強

 この飲み会に来ている韓国の人達は、みな少しだけだが日本語を話していた。
 だけど学校で日本語を習ったことはなく、みな独学で勉強しているそうだ。
 私は「韓国人は日本の漫画を読んで日本語を勉強していると聞いたことが有るのですが、本当ですか?」と質問すると「本当だ」と即答してくれた。
 なんでも「兄貴」の奥さんは「るろうに剣心」の大ファンだそうで「自分のことを●×殿」と呼べと言うそうだ。

■ 韓国語を勉強してくれてありがとう

 焼き肉屋での食事が終わろうとしていたころ、韓国人女性の一人が「我々韓国の文化、言葉を勉強してくれてありがとうございます」と日本語で語り始めた。
 急にそんなことを言われた先輩と私は、何と答えてよいかわからず顔を見合わせてしまった。

 韓国人は自分の国の文化に誇りを持っている民族だと思う。
 今回の旅の中でも、私が韓国語を話すと「同胞ですか?」と質問を受け事が結構有った。
 私達が「いや、日本人です」と答えると必ずと言ってよいほど「どこで勉強したんですか?韓国語御上手ですね」と言う言葉を耳にする。
 我々日本人も日本語を話す外国人に対して「日本語上手いですね」と言うことが有るが、それは外国人に対する尊敬の気持ちから思わず出てしまう言葉だと思う。
 「もっと勉強して韓国人をビンタするくらい上手くなりたいです」と言えばよかったかも知れない(^_^ゞ

■ ダイコンの効能

 美味い骨付きカルビをたらふく食べて、我々は以前先生が行ったことが有る居酒屋に移動した。
 中に入ると韓国の昔の生活を紹介している、ちょっぴり怖い人形が並んでいた。


なんだ?このオブジェは?

 ここからはひたすら飲みに徹しよう!
 私はドンドン酒や焼酎をキリンレモンで割ったような甘い酒「レモン焼酎」をがぶ飲みし始め「あ〜、餅になった!(映画猟奇的な彼女で覚えた言葉)」を連発した。
 兄貴にこの行動が受けたのか、次第に意気投合して色々な話しをすることが出来た。

 兄貴はダイコンを角切りにして着けたキムチ「カクテキ」を見て「軍隊に入るととにかくダイコンを食べさせされるんだ」と言う。
 何でもダイコンにはプロテイン(たんぱく質)を抑制する効能があるという・・・
 私が「たんぱく質?何のこっちゃ!?」と言う顔をしていると説明してくれた。

「軍隊に入ると女と会えないからムラムラするだろ?だからダイコンを沢山食べさせるんだ。」
「科学的に根拠が有るんですか?」
「うん、科学的に証明されていることだ。まぁ、軍隊に入ったらムラムラする前に疲れて寝てしまうけどね。」(^_^ゞ

 女性に聞かせられないシモネタ話まで飛び出す程、飲み会は盛り上がったが、我々はそろそろホテルに帰らなければならなかった。
 帰り際兄貴は「女子供がいなければもっと凄い飲み方が出来たのに」と残念そうだった。
 また飲みに来ますぜ、兄貴!

<02/08/12> 

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