■ 統一路
我々を乗せたバスは、ソウルから「統一路」という6車線の広い道路を通って北へ向かった。
この道路は名前の通り「南北統一」がなされた時、南北をつなぐ為に作られたそうだが、現在北側につながるが見込みがないため、途中から車線が少なくなる。
道路の横に川が流れているのだが、その川岸には有刺鉄線の柵が見える。
何だろうと思って写真を撮ろうとしたら、ガイドさんから待ったが掛かった。
有刺鉄線が見えるところは軍の敷地で、国防上の理由から撮影が禁止されているとのこと。
軍に知れたら持って居るフィルムごと没収をされてしまうそうだ。
途中、河を挟んで「南側から見える唯一の北朝鮮」とか、是非カメラに収めたい風景が沢山有ったのだが、有刺鉄線が掛かっている(ToT)
残念。
丁度一時間位経っただろうか。
我々は「道の駅」の様な場所で一時休憩を取ることになった。
周りを見ると民間の車が沢山止まっているので、ここはまだ「板門店」では無いことが分かる。
バスを降りて直ぐ、3階建ての建物が見える。
中にはレストランやお土産屋があるそうだ。
ガイドさんは「屋上に上ってみて下さい」とだけ言って、どこかに行ってしまった。
屋上に何が有るのだろう・・・
■ 自由の橋
屋上に上ると橋と線路が見えた。
実は日本に戻ってきてから分かったのだが、この橋を自由の橋というらしい。
この線路は統一路と同様、南北をつなぐ唯一の橋であり、ここが唯一韓国側から北朝鮮を見ることの出来る場所だそうだ。
線路の手前には実際汽車が止まっていて、はやく北朝鮮に行きたと待っているようだ。
この線路が実際につながれば、平壌は言うまでもなく大陸の北京まで一直線に行ける。
橋の手前には北朝鮮側に故郷がある人、会うことの出来ない離散家族を思うために為に設けられた「望拝壇」が見える。
ここは板門店ではないが、南北分断の歴史と統一を望む国民の思いが集まった場所なのだろう。
お土産屋に入って直ぐ、額のようなものが見えた。
よく見ると20cm位の錆びた鉄条網が飾られているではないか。
これは「DMZ鉄条網」と言う名のお土産のようだ。
ブランド品に興味は無いが、これは何だか物凄い記念になりそうだ。
下記のガラスケースに入った物が1,200円だというからお買い得じゃないですか!
え?そんな錆びた鉄条網、どこから持って来たか分からないって?!
まぁ、そうかも知れないけど雰囲気が有って良いじゃないですか!


本物?偽物?
お土産を買ってバスに戻ると、ガイドさんから新たな指示が出た。
ここからあと30分くらいで板門店に到着します。
板門店に着いたらカメラと財布以外持って降りないで下さい。
私は緩んでいたネクタイの紐を締め直した。
<02/08/19>