春の日は去り行く
2004年8月4日 / コラム
お勧め度 ★★★
サンウは痴呆症にかかった祖母と若い時に妻に先立たれた父、そして叔母と一緒に暮している。
ある冬、彼は江陵ラジオ放送局でアナウンサー兼プロデューサーとして働くウンスと一緒に、彼女のプログラムのための録音旅行をすることになるのだが・・・
韓国ブームだからか、ローカル局で「春の日は去り行く」を放送していた。
気付かないうちに日本でも映画が公開されていたようだが、ラブストーリーはあまり興味が無いので、映画館に行ってまで見たいと思わなかったのだ。
この映画は韓国の美しい四季を背景に、男女が引かれ合い、そして別れて行くと言うお話である。
お互い引かれ合った二人なのに、なぜかその中はぎくしゃくし始める。
彼氏がまだまだ頼りないと思ったのだろうが、もう会わないようにしようと言ったり、彼女の行動が良くわからない。
いきさつは納得いかないものの、結局男はふられてしまう。
縁側で一人たたずんでいるサンウに、痴呆症の祖母がこう言うのだ。
つらいだろうね。
だけど、バスと女はね、去ったら追うもんじゃないよ。
なんだかこのセリフがぐさっと心に突き刺さった。
そしてこう思った。
バス停に立っていれば、次のバスがくるさ!
祖母が言った通り?バス停にまたバスがやって来た。
だが、もう彼の行き先は違う方向に向かっていたのかも知れない。
彼女との思いでは、美しいままにしておきたい・・・
そう言うことだったのかも知れないが、なんだか恋愛初心者の私としては、この二人の行動がやっぱり良く分からないのでした。
<04/08/04>
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