iPod2で韓国語メモを持ち歩こう
2003年5月25日 / コンピュータ
■ iPod2登場
平成15年5月11日、待望の「iPod2」が発売された。
今回のバージョンアップで、デザインが一新され、FireWire〔IEEE1394〕端子を専用のものにしたことから、以前のバージョンのものよりはるかに薄くなった。
全体に丸みを帯び、手にフィットする感触が快感。\(^o^)/
発売前、背面の金属部分がプラスティックになるのではと言う噂が立ったが、ハードディスクの放熱を兼ねているという、このパーツは健在。
薄くて奇麗で言う事無し。
■ 新機能「メモ」
iPod2では「メモ」という新機能がついた。
ちょっとした文章ならiPodで読む事が出来ると言うので、ハングルニュースを聴きながら、ハングルニュースのスペルチェックができれば面白いと思った。
残念ながら、この機能はiPod2の専用機能で、以前のiPodではファームウエアーのバージョンアップをしても使用できない。
さてさて、NHKのハングルニュースの原稿を、OSX付属の「テキストエディット」に貼り付け、ハードディスクモードにしたiPod2の「Notes」というフォルダーに保存すればOKのはず・・・
■ 一応表示成功
韓国語の文章なのだから、保存形式は韓国語でOKのはずなのだが、iPod上では見事に文字化けしてしまった。
この現象に関して、すでにAppleのHomePageで解決策が発表されていた。
ようするに、正しいエンコードで保存されていないと、iPodのメモでは表示できないと言う。
AppleWorksやMicrosoft WORDは韓国語などの他言語をサポートしているが、エンコードまで指定して保存する事が出来ない。
結局、「テキストエディット」で「ちゃんとした」エンコードで保存すれば良いと言う訳だ。
結論を言うと、Unicode(UTF-16)という形式で保存すればiPodで韓国語が表示できた。
また、日本語を混在させる事も出来るし、なにより韓国語の漢字を表示させる事まで出来る点は、Palmより優れていると思う。
■ これはAppleの怠慢か?!
「テキストエディット」でいろいろなエンコードの書類を作って、iPod2で確認する作業を繰り返しているうちに、大変な事実に気がついた。
iPod2で他言語が文字化けしてしまうのは、「テキストエディット」に問題が有るようだ。
「テキストエディット」で保存された書類は、Unicode(UTF-16)以外で保存されると文字化けしてしまう。
つまり、「テキストエディット」自体が、ちゃんとしたエンコードを出力できないようである。
自分で作った文章がちゃんと読み込めないなんて・・・
早いところこのバグを修正してもらいたいものである。
■ 長文が表示できない。
Palmのメモで扱える文書量は大した事が無く、ハングルニュース全てを表示する事が出来ず、途中で分割するしかないので面倒くさいと思っていた。
iPodでハングルニュースが全て表示できれば相当使えると思っていたのだが、やはりiPod2の「メモ」機能は、本当にメモ程度の文章量しか表示できなかったのが残念。
まぁ、文章と文章をリンクさせる裏技が存在するのだが、そんな手間をかけるのは面倒だ。(-_-#
おそらく、どこかのフリーウエアー作家が、長文のテキストを分割保存させるアプリケーションを作ると思うが、文字の表示面積の事を考えると、今まで通りPalmにハングルニュースの原稿を入れておくほうがよさそうである。
<03/05/25>