ネチズン
2006年4月26日 / 学校
今日は韓国語学校がある日です。
まず漫画の切り抜きから行きましょう。
韓国には地域ごとにご当地ビールや焼酎があるそうで、売り上げの一部が地域活性化のため、その地域にキックバックされるそうだ。
(焼酎なら一瓶につき5ウォン程度)
この漫画はある会社の広告漫画らしく、最後は故郷のため、〇〇焼酎を飲みましょう!という感じで終わる。
8コマ漫画と言う狭い空間なのに、きちっとした起床転結が無いため、間が悪い。
教材として用意してくれた先生には悪いが、マンガの完成度はかなり低い。
割愛して4コママンガくらいにまとめても良かったと思う。
韓国語の勉強とは全く関係の無い話ですがね。
続いて先生の読み上げる文を聞き取る「パダスギ」
いまさらながら、なんでこんなに書けないのだろう。
基本中の基本みたいな単語すら、濃音だったか激音だったか忘れている。
いや、そのための訓練だから言いのだけれど…
最後は仮想インターネットショッピングをやってみましょう!コーナー!!
先生が持ってきたのは、韓国でベストセラーになっている本を注文するためのショッピングサイト。
どのボタンがどんな意味であるかとか、購入前に、この本の内容を簡潔に書いた文章があるので参考に読んでみましょうだとか、基本的に日本のアマゾンと変わりない。
ある程度韓国語を勉強してインターネットの記事を読んでいると出てくる単語が
ネティズン
である。
初めて聞いたときは「ハイルヒットラー!」のナチズムがなまっているのかと思ったのだが、これは
ネットワーク(network)+市民(citizen)
を合体させた造語で、もともとはイギリスあたりから出てきた言葉らしい。
私もその一人であると自覚しているのだが、ネットの中で生きている市民という意味でもあるし、一種のオタクと捕らえても良いかもしれない。
最近はこのネット市民=ネティズンという言葉を「韓国固有の言葉に変えよう」という動きから
=ヌリクン
という言葉が生まれたらしい。
ところでこの「ヌリクン」とはどういう意味なのだろうか?
辞書で調べたのだがぱっとしない。
一番最後の文字「クン」とは一種の職業を専門に行う人間と言う意味の固有後である。
その前の「ヌリ」が今ひとつつかめない。
同音の言葉として昆虫の「イナゴ」だとか、空から振ってくる「雹(ひょう)」があったが、そういう部室を集める者ではないだろう。
他に「脂臭い」「獣臭い」という臭いを表す形容詞も出て来た…
たしかに秋葉原に行くと脂ぎったオタクもいることはいるが、そこまで直接的な表現なのか?
頼みの綱はインターネット。
どうやら「ヌリクン」を最初に提案した人は「ヌリクムルクン」
と言っていたようだ。
結論から言うとここであげられた「ヌリ」は「世界」と「クムル」=「網」をあわせた言葉。
世界網=インターネット
というわけか。
しかし、このような造語はなかなか辞書に載らないだろうから、普及するまではかなり混乱を来しそうな気がする。
「ヌリクン」はまだ普及している方らしいが、二三日で「やっぱり駄目だろう」と消えて行く言葉も有ると思うし。
このように「外国語を我が国の言葉にかえよう」というポータルサイトを見つけた。
http://www.malteo.net/
これも一つの「ウリマル マンセ~!」運動だろう。
自分、韓国人でありながらもヌリクンの意味分析まではやってなかったんですな。
いい情報ありがとうございます。