自家製麺 伊藤
2012年12月14日 / ラーメン・麺類
本日二軒目。
店内は煮干しの匂いが凄い。
さっきの店は豚臭かったし、店の中が独特のスープの香りで充満しているお店に連続で当たると言うのも今まで無かったなぁ(^^;
小生、煮干し系ラーメンにそれ程傾倒していません。
以前食べた「鼈(すっぽん)」では煮干しのえぐみが臭すぎて参った経験があるし、そのずっと前に食べたことがあるのは「にぼしらーめん一代」には「煮干しを前に出して誰得なのさ!?」って思った事もあります。
スープのベースとして使うのは構わないけど、あまり前に出てこられてもちょっとね…
鰹節のような高貴な香りでもないですから。
メニューは
・中華そば
・比内鶏そば
の2種に叉焼が入ったバージョンである
・肉そば(中華そばに叉焼入り)
・比内鶏肉そば
の4種がありました。
これだけ煮干しの香りのする店で煮干しガッツリのスープ出されたら嫌なので比内鶏そばを注文しました。
あっという間にラーメン出て参りました。
ますスープをすすったら鶏の出汁スープぽくありません。
比内鶏と言ってるけど煮干しベースのスープだね。
まぁ、暴れる程の悪い印象はありませんけどね。
トッピングは刻んだネギのみと実にシンプル。
スープの中に若干刻み玉葱が入っていましたが、叉焼の一切れくらい欲しいものです。
麺を箸で摘もうとして「あれ?」って思いました。
よく見れば麺がスープから顔を出しているのが特長的。
逆に言うとスープが少ないのか。
麺をたぐってみたらあら面白い。
プツプツ噛みきれる麺がこきみ良い。
生煮えでもなく麺が硬い訳でもなく、実に個性的な麺だ。
スープにもとても合っていると思う。
スープが少ないせいもあってか、とても沢山麺を食べた様な気がしました。
(ネットで調べたらこれで140gらしい。)
総括
実に不思議な感覚のラーメンでした。
正直言って、一口目に「これは美味い!」と興奮する様な味ではありません。
だけど、尻上がりに美味さを感じる様な気がしました。
前々から気づいていたんですけど、今スタンダードなラーメンのスープと言うのは多すぎるのではないかと思います。
私のように、できれば何杯もラーメンを食べたい上に、スープを最後まで飲み干す主義の人間としては、無駄に多いスープは腹を膨らませるだけです。
ラーメンの主役は麺かスープか?はたまたトッピングか?と聞かれたら「その全ての総合力・相乗効果だ」と感じている宣教師です。
スープが少ないラーメンと言えば「赤のれん」位しか思い浮かびません。
ラーメン屋さんが一番何に時間をかけて作っているかと言えば、やはりスープですよね。
しかし、スープを全部呑む干す人はどれだけいるのでしょうか?
健康のため塩分や油分を控えるにはスープを残すのがベターです。
でもそれじゃ天ぷらやフライを注文して衣を取って食べるかのごとき不幸せです。
私がつけ麺好きなのもスープが少なく美味しい麺が沢山食べられるからという意味もあると考えます。
もちろん、少ないスープで多くの麺を食べるにはスピードが必要です。
それをユーザーが分っていないとスープが少ないラーメンはキツいでしょうね。
あれこれ考えさせてくれる一杯でした。
ぜひまた食べに行きたいと思います。
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