名前の流行

 2週間ぶりに韓国語学校に出席。
 残念なことに、Nさんの姿は見えないし、韓国に遊びに行くと言っていたKさんは今頃、東大門市場の屋台で飲み始めている頃だろうか楽しい
 と、いうことで、本日は先生を含めて3人だけである。
 セミプライベートだなこれは…
 先生からめずらしく、
学校が無い間、どのように過ごしてきましたか?
という質問が出た。
 こういう時にこそ、しゃべりまくらなければお金を払って勉強しているかいがありません。
 ここのところ、NHKのラジオハングル講座のテキストを勉強していたせいか、一時期のスランプから少しだけ抜け出せて来ているようで、我ながらへたくそながらも少しだけ長く話すことができました。
 でもまだまだだなぁ…


 一方、もう一人の生徒である先輩は、先日行われた韓国語能力試験を受験したという話をしてくれた。
 韓国語能力試験は、今年から
初級(1、2級)
中級(3、4級)
高級(5、6級)
と3クラスに分かれ、それぞれの点数によって最終的な級が変わってくるそうだ。
 先輩は高級試験を受験したそうだが、最高級位である6級には少々点数が届かなかったと、自己評価されていた。
 この先輩はかなりの勉強家で、最高級を狙っていることから分かるように、かなりの単語数を持っている。
 だけど、残念なことに会話能力は今ひとつ。
 たどたどしいのは仕方ないのだが…
 おそらく、日本語でものを考え、それを一度韓国語に変換して話していると思われる。
 そのためか、話しているうちに頭の中で韓国語を組み立てている作業が長くなると、下を向いて話したり、ひどい時には先生の方を見ないで、後ろを見ながら話したりする。
 ちょっと誰に向かって話しているの?って思います。
 さて、今日の話題は韓国での名前の流行について。
 1945年、1970年、そして現代に生まれた人の中で、数多くつけられた名前を見比べ手見ることによって、韓国人の名前に対する思考が見えてくるというもの。
 韓国人の名前は漢字で名字1字、名前2字の人が圧倒的に多い。
 ところが、同音異義語の漢字を利用しているつもりでも、その時々で同じ「音=ハングル」をつける人が多いようである。
 特に日本の影響が強かった終戦当時、女性の名前には圧倒的に「子」という漢字を使った名前が付けられる人が多かったそうだ。
 余談ではあるが、先生の周りには必ずこの10位以内に入っている名前の人がいたらしい。
 その中で、
正子
という女性に関するエピソードを話してくれた。
 日本にも「正子」という名前の人はかなりいると思う。
 ただ、問題はこの漢字をハングル表記すると、別の意味に取られてしまい、先生の知り合いの女性に至っては、最高裁判所に申し出て、改名までしたという。
 さて、なぜだろう?
 先生は苦笑いしながら話してくれたけど、もしかしたら、今日Kさんがいたらこの話題は出てこなかったかも知れない。
 正子をハングルで書くと
jeong-ja:正子
になるのだが、この二文字にはちょっと恥ずかしい同音異義語があったのだ。
…精子
 日本人に取っては笑い話だけど、当の本人にしてみれば切実な問題だったに違いない。
 その後も韓国では特定の漢字を使った名前が流行していたようだが、流行廃りがあるのは日本と変わらず、一時流行した名前であっても、次の年のベストテンには全く入って来ないという傾向があるようだ。
 そして一時期、漢字を持ち入らず、純粋な韓国語=固有語を利用した名前をつけたり、女性とも男性ともとれる、中性的な名前をつける親が増えたらしい。
 有名なところでは、日本でも公開された映画に数多く出演している
  gim ha-neul:金 ハヌル
なんて名前が頭に浮かぶ。
 ハヌルというのは「空」のこと。
 そらちゃん、結構好きです。私楽しい
 私の知り合いにも
na-ru
ていう名前の女性がいました。
 ナルというのは「船着き場」という意味があるそうで、親御さんが心のよりどころのような女性になってもらいたいという願いが込められているとか。
 ただ、ハヌルさんやナルさんは良いけど、いわゆる名前負けしてしまう人や、子供の頃には可愛い名前でも、成長するに従って、ちょっと似つかわしくない名前というのもあるそうだ。
 例えば
seul-gi:※固有語で「知恵」の意味
なんかは、勉強ができる立派な子供になってほしいという願いが込められていると思うのだが、実のところ親の期待が大きすぎたのか、あまり勉強ができなくて恥ずかしい思いをしている人も入るかも知れない。
 日本で言うと「学」とか「勉」とかでしょうかね。
 このような中性的な名前や、固有語を使った名前をつけるブームはあっという間に去ったそうで、今では昔通り漢字を使った名前をつける人が多いそうです。

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