忘年会


 ういぇ~っす。
 宣教師です。
 今年も残りあとわずかですねぇ。
 12月に入って飲み会を何回やりましたか?


 忘年会を韓国語で言うとなんと言うか?
 日本の韓国語学校では「忘年会」という漢字語をそのまま使って
망년회 mang-nyeon-hoe:忘年会
と言う単語を使う事も多いです。
 「忘年会」という言葉自体は辞書にも載っているので間違いではないですが、もう一つの表現として、韓国語では年を送り出すと言う意味で
송년회 song-nyeon-hoe:送年会
という言い方も一般的です。
 どちらかと言うとネイティブ表現としては送年会の方が一般的である気がしています。
 さて、飲み会をやろうとなったら誰か幹事になって店を決めたりするじゃないですか。
 韓国語で幹事をなんと言うか?
 これまたそのまま漢字語で
간사 gan-sa:幹事
という表現も存在します。
 だけど、堅苦しい言葉なのか、実際にとある飲み会の席でネイティブの先生に「今日の幹事は誰ですか?」と聞いてみたら、幹事の部分を何度か聞き返されたりして、上手く通じない事が有りましたね…(-“-)
 それじゃネイティブ表現ではなんと言うか?
술총무 sul-chong-mu:酒総務(直訳)
 総務を辞書で引くと「全体の事務を処理する職」なんて意味ですから、宴会の日程を決めたり、出席者の人数調整をしたりする意味としては「酒総務」というのは面白い表現ですな。
 面白い、面白い(^^;
 どこの国にでも?宴会で盛り上げ役と言うような人が存在します。
 日本ではこういう人を「宴会部長」なんて言います(^^;
 お隣の国、韓国ではなんというでしょう?
 答えはこれ!
술상무 sul-sang-mu:酒常務(直訳)
 韓国は日本より酒に関しては深い文化を持っている国らしく、その地位は日本より高く、日本が「部長」に対して「常務」であるわけです(^^;
 むはは!面白い、面白い\(^o^)/
 さてさて、日本では一般的なことですが、宴会には飲み放題というコースが有ります。
 ところが韓国にはそれらしい言葉がなかなか見当たりません。
 ちょっと回りくどい言い方になるかと思いますけど、食べ放題の形式として「バイキング」というものが有ります。
 韓国語にも
뷰패 byu-pae:ビュッフェ
という言葉が有るにはあるのですが、どうも酒の席ではなじみません。
 私も韓国語学校の宴席で「今日は酒もビュッフェスタイルですか?」とかいう表現で聞いてみたときも有るには有ります。
 日本で韓国語を教えている先生にはどうにか通じましたけど、やっぱり表現としては今一です。
 そもそもですね、韓国人は酒を飲む時、何を何杯飲んだ汰とか小さな事は言いません。
 常に腹一杯食べ、酔っぱらうまで飲むのが一般的。
 だからそうなのか、割り勘という概念がないようですね。
 忘年会などある程度の規模の飲み会だと会費制になっているようです。
 例えば彼女と二人でデートした時、彼女に割り勘だと言えますか?
 もちろん経済的な理由などから一概には言えないでしょう。
 韓国人は人を招待するのが大好きな民族だと言います。
 だから上司とか先輩が酒の席に誘ったら、大部分の人が後輩にほとんど金を出さないと言う状態になるようです。
 私もそれなりの年なので、韓国系の飲み会だとそうしていますけど(^^;
 話を戻して宴会の話。
 好きな料理をお腹いっぱい食べて、好きなだけ酒を飲む韓国人。
 割り勘だとか飲み放題だとか、そんな小さなことを言いません。
 そう言う宴会を目の前にして、こういう表現を使うそうです。
뽕을 뽑다 bbong-eul bbob-dda
 辞書でこの表現を調べてみてもそれらしい答えは出てきません。
 蚕が桑の葉を食べる様子の事かな…なんて考えましたが、そう言うときこそ便利なのがインターネットですよね。
 ネットの解説では
bbong
とは
본전 bon-jyeon:本銭
の縮小語であり、語頭が濃音になっているのは、その意味を強めるという意味があるそうです。
※ 本銭のハングルはどちらも「ㄴ(ニウンパッチム」なのに、どうして「ㅇ(イウンパッチム)」になるのかは完全理解できていませんが…
 本銭とは「元手の金」という意味です。
뽑다 bbob-dda
には「抜く、選ぶ」という意味があります。
 ですから、この表現を意訳すると
金がなくなるまで飲み食いしてやる
というニュアンスが近いなのではないでしょうかね。
 私にとっての一番のごちそうは、こういう酒の席で出てくる面白い表現です\(^o^)/
※ chonggeguri様より「幹事」のハングル表記に間違いが有るとご指摘を承りました。
×「관사」
○「 간사」

お詫びして訂正いたします。m(_ _)m
<2009/01/02>