ちょっと解説

 この場では、言葉の足りなかった部分や、付け加えたかった部分を解説します。
 「武士に二言はない」が私のモットーですが、オブラートに包みすぎて、訳が解らない部分が指摘されたので、とりあえず補足としてお読みください。


■ 解説1「しょかくやちとせ」→ 関連する項目へ移る

 「しょかくやちとせ」さんは「芸人さん」の名前です。

 20年前はよくテレビで観ました。

 最近一度タモリの「ネタデーナイトフィーバー」と言う番組で見かけました。

 へんなおっちゃんが、しみじみ昔を懐かしむような口調でこんな感じのことを言うんです。
※ 過去の記憶ですので正確ではありません(^。^;)

 俺の家族は大空だった〜。
 おやじが「あさやけ」だった頃
 カーちゃんは「夕焼け」で・・・
 おいらは「シモヤケ」だった・・・・

 わっかるかなぁ、わっからないだろうなぁ〜〜〜

 といって、小粋なジャズのようなリズムを口ずさむ・・・

 すごいシュールでもあり、馬鹿馬鹿しく思いましたが、それっていまの「ボキャブラ」ですよね。
 でも、すごい頭のいいかただなぁと思いました。

 今の「芸無い人(芸能人)」のお笑いは「笑っている」のではなく、「笑われている」のと勘違いしているものが数多く有ります。

 時にはそんな捨て身のギャグも有っていいのですが・・・
 お笑いって、難しいですよ。


■ 解説2「どうもすいません」で笑えるという状況 → 関連する項目へ移る

 「どうもすいません」で笑わすことができるのは故林家三平師匠だけです。

 仮に「どうもすいません」をギャグで使っていても、それは2番煎じどころか、林家三平師匠の力を借りて笑っていただいているのです。

 つまり、その人の実力ではないです。

 解説の1番2番は、書名の話です。
 書名が「しゃれ」というのに「しょかくやちとせ」や三平師匠を出しただけでやはり、知識のない人には分からないどころか、不愉快に思われるだろうと言うことが言いたかったのですが・・・・

 誤解が誤解を生んだのかも知れません。

 反省しています。


■ 解説3 ガンダムのアムロ → 関連する項目へ移る

 ガンダムもずいぶん昔のアニメになってしまいましたね(^。^;)
 すでにこのエピソードが通用しない世代が多くなったようです。

 正義のロボットは強くて当たり前ですが、ガンダム以前のアニメでは、敵の力が勝ってくると「新兵器」や「新しい技」を身に付けないといけないのがパターンでした。
 しかし、主人公の「ニュータイプアムロ」は人間の性能が上がりすぎて「ガンダム」がアムロの操縦に付いてゆかなくなってしまうのです。

 さて、なんで私がアムロの話を出したかというと・・・

 「パソコンが早いほうが良い」と言っているのは、使う人間がパソコンの能力を上回ってしまっているわけではない、ということです。
 タッチタイピングが身に付いていない昔の話ですが、98で一太郎をフロッピーで辞書変換していました。
 当時はそれでも間に合ったわけです。

 現在マシンの性能が十分に上がった現在も、OSとの不具合で非常に入力が遅いIM(FEP)も有りますが。

 だから、私は仕事でパソコンを使う以外、こんなにパソコンに金をかけたくありません。
 タイムイズマネーというやつです。
 パーソナルユースではすでに十分なスピードになっていると思います。

 速いマシンを持っていると、何だか自分も「素晴らしい性能を持っている」ような錯覚に陥ります。
 自分の才能を生かすための道具として、その性能を発揮させてもらいたいものです。


■ 解説4 私の「オタク像」1:オタクは広い意味です → 関連する項目へ移る

 私が知っている「おたく」というのの語源は「コミケット」にあつまる「変な連中」を取材していた人が、彼らは人を呼ぶとき「オタク、おもしろいゲーム持ってる?」「オタク、あの人のまんが持ってる?」「オタク、こういう情報知ってる?」と言葉の頭に「おたく」と付けて言う人が多いというのです。

 この取材をしていた一般人には、理解できない世界の人達な訳です。
 だから、こういうことをしている人を「オタク」とひとつのディレクトリ(フォルダー名)で表現したのが定着したようです。

 それまでは

 ○×ファン(例:巨人ファン)
 ○×マニア(例:漫画マニア)
 ○×馬鹿(例:釣りバカ)
 ○×フェチ(例:生足フェチ 意味として信仰者、愛好者)

 という表現が多かったと思います。

 下に行けば下に行くほど、その趣味にはまっている、危ない人になるというレッテルみたいに思って、人にもそのように話したことが有ります。

 人をランク付けすることは差別につながると言われるかも知れませんね(^。^;)
 でもあくまでも気軽な評価のつもりで居ました。
 私の評価(ランク付け)を付けられても、その人は喜んでくれるだけです。
 私もファンと呼ばれるより「マニア」と呼ばれるようになりたい!何て思っていたくらいです。

 「君の趣味の深さはすごいね!」
 「ふふふ・・・・君のようなマニアに言われたくないよ。」
 「ご冗談を、はは!そろそろフェチの段階に入っているんじゃないの?」

 別にケンカするわけでもなく、そんなもんでした。

 もちろんそんなことは私の主観でしかありません。
 私の「オタク学」にはそのような知識が有ります。


■ 解説5 「私のオタク像」2:「ウルトラセブンの第12話は誰にも渡さない」と言った有名な「おたく」 → 関連項目へ移る

 ウルトラ7だけでもすごい長話ができます。

 あのころベトナム戦争が起こっており、日本は軍事産業のおかげで大変景気が良かったりしたそうです。

 もちろん、私の記憶の中にはありませんが高校生の時「19(ナインティーン)」という音楽を友達に聞かされ、その中に「当時兵士の平均年齢は19歳だった」と言う言葉がありました。
 こんなに平和なのは、過去に尊い犠牲が有ったためだと思いました。
 ましてや同い年の人間が「戦争」に行っていたわけですから。

 高校在学中は生徒会長をやってたので、卒業式の「答辞」にこの話題を入れました。
 全部で10分を越える「答辞」にヤンキーの同級生は怒りを覚えたようです。
 (後で長い!とけっ飛ばされました(^。^;))

 そして、当時の若者は日本の軍事産業に対して批判的な目で見ていたわけです。

 以外と子供の娯楽のために作っていた様に見えますが、社会批判ドラマで有ったことが分かります。

 作ったスタッフも沖縄の方がおり、ちょうど沖縄が日本に返還になったというエピソードが、重なってきたりしてきます。

 レンタルビデオ店に行くと「私が愛したウルトラセブン」というNHKドラマがあります。
 興味が有ったらご覧ください。

 さて、ウルトラ7の第12話というのは「欠番」になっています。
 本放送の時は、私はまだ1歳です。私が見ていた7はすでに再放送。

 第12話の存在を知ったのは、高校生の頃ですから15年以上経ってからだと思います。

 私の聞いた話では12話は「遊星から愛を込めて」というタイトルですが、なんでもここで出てくる宇宙人を、誰かが「被爆星人」と付けてしまったらしいのです。

 想像すると、原子爆弾か何かの放射能とかが、ドラマの中に出てきたのでしょう。
 被爆してしまって体が正常でなくなり、地球人の体だけを乗っ取るとか。

 すごいマニアックな話でゴメンナサイ。

 私が「オタク」に対して妙な偏見を持っていると指摘されたことが有ります。
 その理由に「有名なおたく」があります。

 自分の趣味のために、子供を誘拐して殺し、そのビデオを撮影したという事件です。

 当時も町内会で学校周辺を見回ったり、他人事ではありませんでした。

 子供を狙う連続誘拐事件ですからね。

 逮捕されたとき、報道は「猟奇ビデオマニアの犯行」と報道しました。
 容赦なく連日映し出される彼の部屋に並ぶ「アニメ」「漫画」「ビデオ」!

 「現実味の無いアニメやビデオしか見ていないから」だとか、

 「犯行には○×という、猟奇ビデオが引き金になった」とか散々でした。
 その「オタク」はウルトラ7マニアの中で、あのセリフを言ってコミュニティーから孤立していたそうです。(と、聞いた記憶が有るが、もしかしたら違うかも知れない)

 その時私は思わず同僚に
 「こんなやつが居るから良識あるファンが軽蔑されるのだ!」
 と言った記憶が有ります。

 社会は「おたく」を現実に差別し始めました。
 ビデオショップからは「猟奇ビデオ」が外され、そういうビデオを見ようとしているとか、見たことのある人間を見る目が、変わってきました。

 「あいつも人殺しをするかも!!」

 裁判が進んでゆくうちに「あれは夢の中の出来事のように思う」といった(もしくは弁護士がそのように言わせて、精神鑑定に持って行くため?)のが記憶に残っています。

 先日20歳の男性とひょんなことでしりあい、世間話になりました。
 その方から「じつはあの犯人に、小学生のころ写真を撮られた」と言う話を聞きました。
 写真を撮ってあげると言われたのですが、一緒にいた友達の女の子だけを妙に気に入って撮っていたそうです。

 「20歳の大人になったけど、時々「宮崎事件」のことを聞くたびにあいつの目を思いだして、体が硬直する。」そうです。
 関係者にとってはいまだに尾を引いている事件だとつくづく思いました。

 軍服コレクターもたくさんおりますが、戦争体験者にとっては忌まわしい記憶を呼び覚ますアイテムでも有ります。
 拳銃マニアが講じて、警察官を襲った事件もありました。

 趣味がこうじると誰でもそうなるということではありませんけどね。

 時が流れて「宅 八郎」がとりあえず「おたく」は変なやつだけど、害はないんだよ!というキャラクターで登場しました。

 一時は結構テレビで使われていましたが、根が「オタク」です。
 今でいう「ストーカー」事件などを起こして消えてしまいました。

 時代は「おたく」の起こした事件を忘れ、受け入れるようになってゆきます。
 私は当然のことながら「世間に受け入れられるおたく」を目指していました。

 そして思うのです。

 「あんなお宅にはなりたくない」
 「人に尊敬される、オタクになりたい」
 「趣味が全てのおたくといわれたくない」
 いろいろな葛藤が今現在もせめぎ合っています。
 おそらく死ぬまで結論が出ない問題であると思います。

 そこまで私は「自分の優柔不断」さを分かっていますので、言われれば仕方ありません。
 押し付けに思うのもしょうがないのですが、私自身が、人の意見が納得できないときは「解りあえるまで」やり取りしたいと思います。

 でも「聴く耳持たん」と言われたら・・・

 趣味は楽しむもの、人を豊かにするものだと思っているのですが・・・

<98/7/16>アップ
<98/10/13>一部修正