Mac miniを無線ルーターにする

2009年12月9日 / コンピュータ


 ツイッター(twitter)って簡単にポスト出来るので楽しいですね。
 ブログ書くのも面倒になってくるくらいです。
 さて、iPhoneちゃんを購入してからと言うもの、iPod touchの出番はほとんど無くなりました。
 結構高額で購入したものですが、私のiPod touchは初期型のため、Bluetoothも内蔵されておらず、単体ではインターネットも見れません。
 もの凄く薄いのが魅力的。
 仕事場では、鏡の代わりや電子手帳として使えているのが救いです(^^;
 無線ルーターでも購入したら、もっと使い道が出てくるのではないかと思ったところ、自分のMac miniにAirMac(AirPort)というWi-fi無線端末が装備されていたことに気づきました。
 さくっと検索したら、想像どおり簡単な設定で、Macを無線ルーターとして利用出来ると言うではないですか!


 これから書くことは覚え書きです。
 私も先輩のWebPageを見ながらやったので、私がオリジナルでは有りません。
 自分なりに疑問点があったので、出来るだけ分かりやすく解説して行こうと思います。
 私はMacを利用しているのでWindowsユーザーには理解できない部分があると思います。
 また、OSのバージョン、使用言語によっては、違う画面が出てくると思います。
宣教師のMac mini
Intel Core 2 Duo 2GHz
MacOS X(10.6.2)
日本語環境

1.「インターネット共有」の設定

 まず、システム環境設定を開き、インターネットとワイヤレスという項目の中にある「共有」を開きます。

 インターネット共有をクリックして設定をします。
 項目の意味が分かり辛いです…
 「相手のコンピュータが使用するポート」ととは、今回iPod touchが利用する通信ポートですので、AirMacを選択します。
 「共有する接続経路」はAirMacの行き先、つまり母艦となるMacが通信をしている「Ethernet」を選択します。
2.「AirMac オプション」の設定
 次にAirMacの設定です。
 上記画面右下にある「AirMac オプション」をクリックします。

 ネットワーク名は任意です。
 分かりやすい名前を付ければ良いと思います。
 チャンネルはとりあえず自動で良いです。(正直不勉強で、チャンネルの意味が分かりません)
 暗号化(WEPを使用)にチェックを入れると、パスワードの設定を求められます。
 もちろん、自分のネット環境を他人に提供したいと言う、奇特なヒトは未設定でも良いかも知れませんけどね(^^;
 「WEPキーの長さ」を「128ビット」に設定すると、13桁の暗証番号(アルファベットもOK)を求められます。
 「40ビット」だと5桁ですが、Webの情報を見ると「128ビット」でなければ通信できないなんていう記事も出てきました。
 まぁ、5桁より13桁の方がセキュリティー性が高いので「128ビット」で行きましょうか。

 パスワードの設定が済み、OKボタンを押すと「インターネット共有機能を開始してもよろしいですか?」と、ご丁寧な敬語で尋ねられますので、「開始」ボタンを押します。
 これで第一段階は終了です。
3.「AirMacネットワーク」の設定
 さぁ、ここからが今回のコンテンツの山場です。

 次にシステム環境設定に戻り、「ネットワーク」を選択します。
 自分のシステム環境にあるネットワークの一覧が表示されているはずです。
 もし、AirMacのネットワーク名が出ていない場合は、左下の+ボタンを押して、AirMacネットワークを追加してやります。

 AirMacを一度も使ったことが無い人(自分もそうでした)は「AirMacを入にする」にして通信を開始します。
 AirMacを入にした直後は「AirMacはIPアドレスが設定されていないため、インターネットには接続できません」なる表示が出ますが、暫く待つとIPの割当が行われます。
 ネットワーク名には、先ほどiPod touchを繋ぐために設定したAirMac用のネットワーク名が表示されているはずです。

 さて、皆さんの場合、AirMacに自己割当されたIPアドレスで、通信が開始できたでしょうか?
 私の場合、上に表示したとおり、適当なアドレスが割り振られたのに、イエローマークが出て、通信は出来ませんでした。
 右下の「詳細」ボタンを押して、「TCP/IP」を選択し、AirMacのIPアドレスを変更しましょう。

 私の場合、こんな感じにIPアドレスが振られていました。
 ルーターアドレスが割り当てられていないようです。
 なぜ、自動割当だとこうなるのかは不明です…

 とりあえず、こんな数値を入力します。
 いったい、このIPアドレスはどこから出て来たのでしょう?
 この疑問は後から何となく分かるのですが…
 そんな話は置いておいて、この設定でOKなはずなのに、iPod touchとの通信が出来ず、3時間近く設定を何度もやり直すはめになりました。
 結論として
Macを再起動したらあっけなく認識
という初心者的な解決方法を見いだしました(ToT)
 こういう、無限ループは久しぶりです。
 初心忘れべからずですね(^^;
4.iPod touch側の設定
 さて、今度はiPod touch(iPhone)側の設定をしましょう。
 まず「設定」から「Wi-Fi」をタップ。
 ワイヤレスネットワークを選択で、Mac側で設定したネットワーク名が表示されるのを待ちます。
 野良電波や、お隣の無線ルーターの名前が出て来ても無視しましょう(^^;

 まず、表示されたネットワーク名の辺りをタップします。

 するとパスワード入力画面が出てきますので、13桁のパスワードを間違いないように入力してやります。

 パスワードを入力したら、ネットワーク名の左横にレ点が付きますので、これでiPod touchはMac miniを介してインターネット通信が出来るようになります。
 サクサクと小気味良くブラウジングできて素晴らしいです!
 さて、ここからは余談になります。
 iPod touchのネットワーク名右横の>印をタップすると、現在iPod touchがどんなIPアドレスで通信しているか表示されます。

 だからなに?って話ですけど…
 iPod touchのIPアドレスは、Macに複数のデバイスを接続していると任意に変化します。
 当たり前の話ですよね。
 当たり前のことが当たり前に思えるようになるまで、暫く時間がかかりました。
 Mac側の設定で、AirMacのIPアドレスを手入力したじゃないですか!
 実は、AirMacのTCP/IPアドレスを、例えば

なんて、めちゃくちゃな数値を入れてやるとどうなるのでしょうか?
 iPod touch側のIPアドレスは、AirMacの設定で手入力されたアドレスから割り当てられたIPが振られるのだと思ったら…

…(-“-)
 やっぱり「10.0.2.X」で、ルーター、DNSともに「10.0.2.1」になってます。
 なぜでしょう?
 私には理解できませんが、ここにも載せたように、iPod touchやiPhone側が
10.0.2.1
で通信できているのですから、それに倣うとしましょうか(^^;
 ちなみに、いくら適当なIPアドレスを入力しても良いと書きましたが、AirMacのTCP/IPアドレスに「Ethernet」の標準IPアドレスである「192.168.0.1」とかを入れちゃうと、母艦であるMacのネットワーク内に同じIPがだぶることになり、Mac本体でインターネット通信が出来なくなってしまいました。
 注意して下さい。
 Mac miniを無線ルーターにしたことにより、我が家の1階リビングでも、気軽にtwitterが出来るようになりました。
 我が家の1階だと、SOFTBANKの3G回線が弱く、酷い時にはアンテナが立たない時も有ったので、非常に重宝しています。
 3G回線よりかなり高速(だと感じる)なので、是非皆さんにも試してもらいたいと思います。

“Mac miniを無線ルーターにする” への2件のフィードバック

  1. はる より:

    教えて下さい!
    私もmacからairmacを使用してipodtouchに接続したいのですが、touchからインターネットに接続しようとすると繋ごうとしているのですが、全然表示されません。
    macの設定がおかしいのか、touchの設定がおかしいのかわかりません。
    MACのOSは10.6.2です。
    touchには、ちゃんとワイヤレスネットワークの選択で表示されててレ点がついてます。
    手入力で
    IPv4 10.0.2.1
    サブ 255.255.255.0
    ルーター 10.0.2.1
    にしてます。もう2日悩んでて困ってます。
    もしよかったら助言お願いします。

  2. 宣教師 より:

    はるさんこんにちは。
    ツイッター意外への投稿は久しぶりです。
    さて、ご質問の件ですが、私がブログに書いたとおりにやれば必ずできるとしか言いようが有りません。
    iPod touch側の設定は「パスワードの入力」しかないので、原因はMac側に有ると思われます。
     Macの設定を白紙に戻し、順番に設定してみて下さい。
     そしてMacを再起動する事をお勧めします。

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