写真を撮る
2006年5月11日 / コラム
韓国語で写真を「撮る」を表現するとき、
찍다 jjig-dda
という動詞を使う。
この動詞は、判子を「押す」とか、キュウリにマヨネーズを「付ける」という場合にも用いられる。
日本語では三種類の意味としてとらえられるこの動詞だが、よく考え見ると、写真を「撮る」というというのは、その時の映像をフィルムや印画紙に固定化させる動作だ。
紙に判子を突くのも、マヨネーズ塗るのも、フィルムに映像を焼き付けるのも、
何かに何かをくっ付ける
という共通の動作だから一つの動詞で表現するという訳か。
最近いつもデジカメを持ち歩いていて、ちょっとでも気になったらシャッターを押す。
被写体を浮き上がらせるような技術も無いし、そういう特性のカメラではない。
何から何までピントが合っている写真は味気ないとは思うけど、脚色されていない「記録としての写真」としては逆にリアリティーを感じるような気もする。
食堂を出ると、店のおばあちゃんが「ありがとうございました」と言いながらドアを閉めてくれた。
人間自動ドア?
後ろ姿が印象的で思わずシャッターを切った。
コメントを残す