「ドラマ」タグアーカイブ

ありがとう「カーネーション」

 NHK朝の連続テレビ小説「カーネーション」が明日最終回になる。
 本日の放送、最終週150話で主人公はまさに天寿を全うするがごとく天に召された。

 悲しいなぁ。
 最終週のタイトルは「あなたの愛は生きています」
 たぶん、明日は主人公糸子を忍んでだんじり祭りを見るってところで閉めるのではないでしょうか。

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二カ国語DVDを作ろう

■ テレビで放送される韓国映画

 やはり「冬のソナタ」のおかげなのだろうか?
 昨年に比べて、テレビ(地上波)で放送される韓国映画が増えたように感じる。
 放送された映画の中には、とっくの昔にレンタルビデオ屋でレンタルされていた作品もあるだろうが、地上波を録画すればレンタル代もいらない。
 勉強をしようと思ったら、時には金を惜しまないことも必要だが、ただで教材が手にはいるのならそれに超したことはないじゃないですか!
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ソナギ・雨上がりの殺意

소나기 so-na-gi:ソナギ・雨上がりの殺意
2002/11/01 フジテレビ 午後9:00~11:00
主演:池 珍煕(チ・ジンヒ)、米倉涼子

 東京・台場のホテルスタッフとして働く現代的な女性、大月千鶴(米倉涼子)は、ある日、大手食品会社のソウル支社に単身赴任している兄(仲村トオル)を訪ねるが、マンションで冷たく死体となった兄と対面する。
 警察は業績の悪化の責任を感じた自殺と断定するが、納得できない千鶴は殺人事件として独自に調べ始める。
 調査中、同じく他殺とにらんで動いていた韓国人刑事・洪大真(ホン・テジン)と出会う。千鶴と刑事は互いに悪印象を抱くが、共に捜査にあたる。捜査していくうちに、善良だったはずの兄が密かにアシスタントの女性・金梨花(キム・イファ)と不倫旅行していたことが判明する。
 千鶴と刑事は梨花の居場所を突き止めて陶芸の町・利川(イーチョン)に会いに行き、兄が浮気旅行をした確証を得てしまう。兄の正体をなじる刑事、そして傷つく千鶴に韓国特有のソナギ(どしゃぶりの夕立)が降ってくる。
 そこで千鶴は今まで抑えていた悲しい感情が一気に押し寄せ、刑事の胸で号泣する。事件を独断で捜査する刑事に上司は停職を言い渡し、彼の将来を気遣う千鶴は捜査の終了を懇願する。2人は何者かに脅され、他殺であることを確信するが、事件は迷宮に入ってゆく。
 犯人探しをあきらめ、故郷の伊東に帰り実家の温泉の女将修行にいそしむ千鶴の前に、刑事が再び現れる。亡くなった兄の嫁加奈子(石田ゆり子)は刑事に対して千鶴が好意を寄せていることを告げる。刑事は照れながらも実家の一室からある物を発見し、それと一緒に霧のように消えてしまう。
 千鶴は突然いなくなった刑事の行動を反芻するうちに、刑事が事件の真犯人ではないかと疑い始め、物語は意外な方向に急展開し、千鶴と刑事は死んだ兄が勤めていたソウルの高層ビルの屋上で再び対峙する……

 てな具合の日韓合作のサスペンスストーリー。
 この時間帯の推理ドラマというのは、素人探偵の旅行案内だったり、安っぽいドラマが多いのだけど、主人公の米倉涼子さんは妙に事件に首を突っ込んでいたわけではないし、兄貴がなぜ死んだかという点に関して、実に妥当な方法で捜査が進んでいるように見えた。
 途中、韓国の童話「ソナギ」の情景がストーリーと所々オーバーラップして、韓国の美しい文化も楽しめたと思う。

 主人公の米倉涼子は韓国語が出来ないので、チ・ジンヒとは英語でコミュニケーションを取っていたのも無理が無くて良いと思った。
 お互いの国の言葉も文化も知らないデコボココンビが、いつの間にか魅かれあってゆくのも自然のなりゆきかな。

 米倉涼子さんもだいぶ韓国語を勉強されたようで、明らかにドラマの終盤に近づくにつれ上手くなってゆくのが判るのも感心した。
 チ・ジンヒさんの方は、無理して日本語を使おうとしていなかったのも良かったかな。
 肝心の韓国語の聞き取りの方は、ちょっと難しかった。
 男のこもったような低い声は非常に聞き取りづらい(^_^ゞ

 よく有る単純なお話と言ってしまえばそれまでだが、「フレンズ」や「ソウル」のように、大宣伝して中見がスカスカのものより、2時間枠のテレビドラマとしては非常に面白かったと思う。
 やっぱりビデオ撮っておけば良かったかな・・・(^_^ゞ

 最後に、このドラマのタイトルは「雨上がりの殺意」となっていたが、内容と全然合わないと思う。
 いかにも取って付けたような「人が殺されましたよ」「謎だらけのサスペンスですよ」と言っているよう(-_-#
 内容は段々と明らかになってゆく事件の真相と、ソナギというお話に掛けたソウルフルなお話だったのだから。
 製作途中には「雨上がりの午後」となっていたそうだが、こちらの方が個人的に好きだなぁ。

<02/11/02>

日韓共同製作ドラマ

 2002年、日韓同時開催のサッカーワールドカップが開催される。
 教科書問題、靖国神社参拝問題など、昨年だけでも日韓双方の対立ムードはまだまだ根強く残っているわけだが、そのムードを少しでも和らげようということで、立続けに日韓共同製作のドラマ、映画が製作、放映された。
 ほとんど愚痴になってしまうが、感想などを書いてみたい。

1 friends 深田恭子/ウオン・ビン TBS 2002/02/04~05 公式HomePage 日本/韓国

 二夜連続で放映された、日本人女性と韓国人男性が恋に落ちるラブストーリーだが、個人的な印象はお涙頂戴式のありきたりの物だった。
 まぁ他の「ソウル」「結婚の条件」に比べれば脚本の方は割合しっかりしていたと思う。
 しっかりしていたと言っても、外の作品に比べればという話。

 実は放映のことは知っていたのだが、初日の放映をすっかり忘れてしまい、リアルタイムでは第2部しか見ていない。
 先日、学校でビデオを見るという時間が有り「韓国で放映された韓国字幕付き」を見ることが出来た。
 後半を合計2回見たことになるのだが、何よりも気に入らなかったのが「深キョン」こと深田恭子の演技力?だった。
 異論は有ると思うが、深田恭子はかわいいと思う。
 だけどかわいいだけじゃドラマに出てもらいたくないなぁ~。
 最初の頃、ハングルの棒読みは目をつぶらなければならないが、設定上数年の歳月が流れているのに、全く韓国語が上手くなっていない。
 なのにも関わらず、韓国で働いているなんて・・・
 いくら何でも無理がありすぎませんかね?

 深キョンを変換したらこんな面白い字が出てきた。
 「不可許ン」(-。-)y-゜゜゜
 私の心情をとても物語っている。

 相方の韓国俳優「ウオン・ビン」は、ちゃんとした俳優さん。
 日本語を時々しか喋らないが、ちゃんとしっかり勉強したという成果が出ている。
 深田恭子は日本語もへた!
 これで女優という肩書きを付けているなんて信じられないし、起用したスタッフも「かわいければ良いや」という意識が見え隠れしている。
 いや、実は深田恭子以外が皆ちゃんとした役者さんなので、異常に下手さが浮いているのだ。
 お互い物凄く好き合っているのにも関わらず、お互いの国の言葉を喋れないなんて・・・
 そりゃ時間が無くて練習が出来なかったのだろうけど、これで結婚しようって言うのだから「愛の力は国境をも越える」という一言で全てを完結させてしまった感がある。

 韓国語を勉強する身としては、とても自然な日常会話は聴き取りの練習にはなったと思うし、韓国の男性が軍隊に行くという部分は、日本人の目からするととてもショッキングな事であったと思う。

 繰り返しになってしまうが、主演の女優が深田恭子であったことだけが悔やまれてならない。

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2 ソウル 長瀬智也/チェ・ミンス 配給東宝 公式HomePage

 理由もよくわからずソウルに来ていた長瀬智也演じる新米刑事が、ソウルで多発している銀行強盗事件を発端とした、大事件に巻き込まれてしまうという、実によく出来たこじつけ話。
 ネタばれになってしまうので全体的なストーリーにけちをつけることが出来ないのが残念。
 ただ、私の印象としては話の切っ掛けと、事件の背景、そして最後の結末にいたるまでの、絶対にありえない一本道を煙に巻くため、様々なアイテムで視聴者をかく乱しているという感じだった。
 長瀬智也が主演ということで、きっとジャニーズファンが映画館に殺到するのだろうと思っていたが、私が行った映画館は平日だということで、なんと貸し切り状態であった。
 映画が始まった直後から、パラパラとお客さんが入ってきて、最終的には20人くらいの人が見ていたと思うが・・・(-“-)

 「ホワイトアウト」+「シュリ」の最強スタッフが贈る、新世紀アクション超大作、誕生!
 と、大々的な宣伝をしていた割には「大山動いてネズミ一匹」という言葉が一番しっくり来る。
 いっそのことアクションはほとんどカットして、長瀬君には最後まで韓国語を喋らないほうが良かったと思う。
 長瀬君専属の通訳さんが出てきていたのだから、彼が韓国語を喋る必要はほとんどなかった。
 その方が「言葉はわからなくても男の心と心は通じ合える」なんて、渋いストーリーに仕上がったのではないだろうか。

 喋れるということは話を聞き取れるということだ。
 一方的に片言の韓国語が言えたとしても、ソウルに来てわずか数日で聴き取りが出来るはずはない。
 一生懸命勉強をしているという複線も全くなかったしね・・・

 韓国語の勉強としては、一般的な会話は日本語の通訳さんと、日本語の出来るおっちゃんがすべてカバーしてしまい、ほとんど役に立たなかった。
 唯一というか、ちょい役で出てくる韓国人の子供が喋る韓国語だけが救いだった。
 その他は警察官の専門用語というか、普段の会話では使われない漢字語が多く、一部字幕に頼ってしまった(。☆)\(-_-#
 ぼそぼそと低い声で喋る人も多かったので、聞き取りづらいところもあったし・・・

 よくよく考えると、日本人の役者は「長瀬君」一人だけ。
 その唯一の日本人の演技がまずともなると、長瀬君だけがなおさら浮いて見えた。
 どうせなら「織田裕二」を起用して「踊る大ソウル線(観光案内の奴じゃなく)」と銘打ったほうが良かったと思う。
 とにかく日韓共同製作という話題だけ提供すればイイヤ!的な手抜き作品だったと思う。
 見た目の派手さでごまかしても、シュリのような奥深いストーリーではないのだから、スナック菓子、ファーストフードだ。
 私は気に入った映画はDVDで購入することにしているのだが、この「ソウル」はレンタルビデオのダビングで「お腹イッパイ」という感じである。

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3 結婚の条件 稲垣吾郎/金潤敬(キム・ユンギ ョン) テレビ朝日 2002/02/22

 こちらは「Frends」の逆バージョン。
 韓国人女性と、日本人男性が恋に落ちる。
 ところが稲垣ゴロチャン演じる無職のプータローは、いつまでたっても韓国語を喋らない。
 キム・ユンギョンさんが必死になって日本語で喋っているのに、あれは何だ!?(-_-#
 結局、彼女を追って韓国に乗り込んでいったゴロチャンは、相手のお父さんにめためたに説教をされる。
 そら当たり前だよ。

 結局、美人の彼女を好きだというだけで、何も彼女のことを理解してやらない、いいかげんな男性が描かれていたと、私の目には映った。
 もちろんそれはシナリオ通りであって、ゴロチャンだけが悪いのではないのだろうけどね。
 どうせ韓国語の長いセリフを喋らせたって、深田恭子の二の舞いになってしまうだろうし。

 いいかげんな男を演じるだけならゴロチャンでも良かったのだが、演技のレベルは深田恭子、長瀬智也とドングリの背比べ。
 どうせスマップを起用したいのなら、韓国語をあれだけ勉強している草薙剛君を使えば、ストーリーを随分と変えることが出来たのに。

 そういえば「稲垣吾郎復帰第一作ドラマ」と銘打たれていた。
 本来なら昨年9月22日に放映されるはずだったそうだが、例の事件の関係で放送が延期されてしまったといういわく付きの作品でもある。

 ドラマの最後に、稲垣吾郎のコメントと、ドラマと同じような境遇で結婚した二組のカップルのインタビューが付け加えられていた。
 どうせならコマーシャルを挟んで放映すればいいのに、あれじゃドラマを見た直後のNG集のような印象を受けてしまい、ちょっと幻滅。

 実質的に韓国語を喋っているのはネイティブだけなので、聴き取りの練習にはちょうどよかったと思う。

総括

 三本の「日韓共同製作ドラマ」は僕の目には次のように映った。

 日韓が力を合わせて作ったという既成事実さえあれば、作品のクオリティーは二の次(低予算なのか?)
 話題性を持たせるドラマには、演技は出来なくても見た目だけは良い「人気タレント」を事務所の力でねじ込むという、日本の悪いところがありありと見える。
 もっとちゃんとした役者を立ててやらないと、韓国側に失礼だったと思う。
 日本人の視点からしか見ていないせいだろうか?
 韓国に対する異文化国という立場がほとんど描かれていないように感じた。
 一言で言うと平和ボケした日本人ということだ。

<02/03/10>