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2004年8月4日 / コラム

 インターネットを介して男女が知り合い、恋仲になるという映画。
 思い起こせば、「ユーガッタメール」という米国映画が有ったと思うが、この「接続」という「ユーガッタメール」より以前に作られた作品である。

 この話しにも「八月のクリスマス」に主演したハン・ソッキュが出演している。
 お互い引かれ合いながらも、過去の思いが障害となって、なかなか前に進まないと言う、今の日本人にはじれったいお話しだ。
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おばあちゃんの家

2004年5月10日 / コラム

お勧め度 ★★★

 最近、「チブロ(邦題:おばあちゃんの家)」という映画を見た。
 都会に住む小学生の男の子が、家庭の事情で「田舎の村」に住む「おばあちゃんの家」に預けられる。
 田舎の生活になじめない男の子は、おばあちゃんに「携帯ゲームの電池が欲しい」とか「ファーストフードが食べたい」だとか、散々わがままを言うのだが、おばあちゃんは耳が遠いし、字も読めないので、孫の言いたいことが理解できず、願いを叶えてあげることが出来ない。
 おばあちゃんは、畑で取れたカボチャを市場で売って、孫にお菓子や新しい運動靴を買ってあげるのだが、わがままな孫は「おばあちゃんなんかと一緒に帰りたくない」と、荷物を残して、友達とバスで帰ってしまったり、せっかく買ってあげた靴も「ふん、こんな靴ださい!」とか言って、蹴飛ばしてしまう。
 映画の中のお話だと分かっているものの、孫がお婆ちゃんを困らせるためにする、数々のいたずらを見ると腹が立って仕方ない。
 何も言わず黙々と孫の世話をするおばあちゃんの姿をみていると切なくなってくる。

 さて、「おばあちゃんの家」の話しに戻るが、この映画を見ていて、私が子供の頃、母の田舎に行った時のことを思い出した。
 「仮面ライダー」が見たかったのだが、母の田舎では放映されておらず、「もう家に帰りたい」とだだをこねて、両親を困らせたことがある。
 子供の頃「田舎」だと思っていた地域も、今では急速に都会化して、生活するうえで不便を感じる地域も少なくなっていると思うが、韓国にはまだ、日本の数十年前の姿を残している地域があり、映画に描かれている村も実在しているそうだ。
 物語は、おばあちゃんが再び、一人山奥の村に残されるというところで終わるのだが、色々な思いが交差し、思わず涙ぐんでしまった。
 男の子は「おばあちゃんの家」で何を感じたのだろうか?
 皆さんも、ぜひこの映画を見てもらいたい。
 日本人の忘れていた「何か」を思い出させてくれる映画である。

<04/05/10>

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色即是空

2004年2月4日 / コラム

この映画のDVDを購入した理由は、韓国のDVDとしては珍しく、日本語字幕が入っているし、あまり深く考えないでも見られるドタバタラブコメディーだと思ったからだ。

軍隊を除隊してから大学生になったウンシクは、大学に入って海軍の先輩であるソングクに薦められ体力サークルに入ることになる。
他の人より遅い出発のウンシクだが、出発もしない前に校内一の美人ウンヒョに心を奪われてしまう。
そんなウンシクの心とは裏腹に、ウンヒョに変態扱いされるような事件ばかりが続く・・・

このDVDのパッケージを見ると、エアロビクスをやっている凄く美人のお姉さん達(本当にかわいい子ばかり!)と、馬鹿な男達とのラブゲームという感じの話なのかと思っていたら、本当にびっくりした(^^;
よくこんな映画を韓国で作ることが出来なた~というのが正直な感想。

いや~、ちょっとやめろよ!というシーンが連発するが、男にはお勧め出来る。
かといって、女の子に「日本語も出るから見てよ!」と言いたいところですが、これはよっぽどでないとセクハラですぜ(^^;
僕がよく見ていたテレビドラマに出てくる女の子も脱いじゃってるし、ヒロインの女の子も大股開いて挑発するは・・・

ネタバレになってしまうので詳しくは書けないが、結局男と女はやることやっても、最後は顔じゃなくて心だ!ってことでしょうね。
大笑い出来るけど、やっぱり女の子には見せられない映画でした。

これは日本で公開しても受けると思うけど、どうなんだろうなぁ・・・

<04/02/04>

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南男北女

2004年2月4日 / コラム

お勧め度 ★★★★

この映画を知ったのは、2003年に韓国旅行に行った先のミニシアターだ。
タイトルの意味であるが、昔から韓国・朝鮮では男は南部、女は北部に良い男、良い女がいるという話。
日本に置き換えれば「男は黙っての九州男児」と「おしんみたいに内助の功の色白東北の女」が良いと言うことかな。
旅行先で貰ったチラシを見る限り、韓国の男と北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の女とのドタバタラブコメディーのようだ。
これは是非見てみたいと思ったところ、いつも私が利用している韓国製品を扱っているInternetサイトでDVDを購入することが出来た。

国家情報院長を父に持つチョルスの生きる目的は女だけだ。
夜な夜なナンパに精を出すチョルスは、当然のことながら学校での成績は落第寸前。
中国吉林省で行われている南北合同高句麗古墳発掘団に参加しなければ卒業させないと教授に
宣告されたチョルスは、発掘団に北朝鮮の女子大生たちも加わると聞いて参加を決意するのだった・・・

北朝鮮の女とどうやったら付き合うことが出来るのか?
主人公が中国で知りあったサポーターとともに手を変え品を替え、ヒロインの心を引こうとする健気な姿が笑えるし、自由な世界にあこがれるヒロインの心の葛藤も面白い。
最後の最後に、二人は本当の恋に落ちながらも「南北分断」という現実のため、引き裂かれてしまう。
さぁ、最後は「金正日」の前で・・・

喋るスピードは速くも無く、遅くも無く聞き取りの教材にはかなり良いかも知れない。
ただ、仕方ないことだと思うが北朝鮮訛りと方言は辞書を引いても出てこない物があり、意味を取りづらいところが有った。

「ソナギ(夕立)」という、韓国人の心に根づいている悲恋のドラマが多い中、これは結構笑えるし納得できるストーリーだと思う。
未だ分断されている韓国と北朝鮮を取り扱ったドラマとしてはJSA・シュリ・二重スパイ等が有名だが、「南男北女」もそういう側面を映し出している、一種のロミオとジュリエットみたいな話だ。
確かにお気楽な内容で、そんなことあるか!という映画では有るが、後10数年後は北朝鮮の人もこの映画を見て笑うことが出来れば良いと思っている。

早ければ今年末あたり、日本で公開されるかも知れない。
そうしたら是非見てもらいたいなぁ。

<04/02/04>

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敗者復活戦

2004年2月4日 / コラム

お勧め度 ★★★

 動物を愛する獣医のミンギュにウネが尋ねて来た.。
彼女は、ミンギュの恋人ファヨンと自分の恋人ジヌが付き合っていると言い、復讐しようと提案する。
 しかし、その言葉を聞いたミンギュはむしろファヨンに害を及ぼさないかと心配してウネの後を付きまとう。
ウネはジヌの車をわざとぶつけ、麻酔銃で襲撃したあげく、ジヌを釜山まで追い掛けて騷動を起こす。
 そんな過程で二人の敗者は互いに愛を感じるようになっていく・・・

 タイトルと、冒頭シーンを見ただけで、大体のクライマックスが想像できるかもしれない(^^;

 お互いのパートナーに捨てられた敗者が、色々なドタバタを繰り返して行くコメディー恋愛映画で、ヒヤリングが出来なくても、かなり気軽に見ることが出来る面白い映画だと思う。

 最後も、べたべたのお約束で終わるのだが、そこがまた結構面白かったりする。
 外国に行ってしまうと言う獣医の男を、もう一方の敗者の女が空港まで追いかける。
 だが、彼が今どこにいるのか分からない・・・
 彼女はとんでもない行動を起こし、彼を見つけようとする。
 ついに二人は再開し、お互い抱きしめ合う。
 最後に男が一言告白する・・・

 が~ははは!
 ありえな~い!!!
 でも面白かったです。

<04/08/04>

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テハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる

2004年2月4日 / コラム

お勧め度 ★

 最近は韓国語を勉強している者にとって嬉しいことに、某大型ビデオレンタル店に行くと、韓国映画がかなり置いてある。
 確かに「シュリ」が公開されるまで、韓国映画と言えば「韓国エロス」という位置づけで、とてもまともに取り上げられていなかったから仕方ない。

 昨年末、暇つぶしにレンタルビデオショップに行ったところ、変なタイトルの韓国映画?が置いてあった。

話題騒然、SFエロチカル・カルトムービー
テハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる

 なんじゃこりゃ(?、?)
 しかしながら、韓国語オタクの私としては、とりあえず話題作りのためにも一度は目を通しておかねばならないと、うかつにもそのビデオを手にしてしまった。

 内容はネタバレになっても良いと思うから書くけど、大学路(テハンノ)というところで売春していた女子高生が、その商売をしているところを学校の先生に見つかってしまう。

女子高生「3万円コースしてあげるから許して・・・」
先生「5万円コースで(にや)」

 実はその女子高生、その先生のことを好きだったらしい。
 やり終わった後、女子高生は月を見ながらつぶやく

 タダでやらせるのはあなただけよ。
 倫理の先生にも、生物の先生にもタダでやらせなかった。
 売春婦にとって、つけでやらせるのは売春を卒業することなの。
 私、テハンノから卒業したい。
 月が奇麗よ。
 私、今日身ごもったみたい。

 その先生は3人の手下を呼んで、彼女をバラバラにしてしまう・・・
 バラバラになった女子高生を拾い集める男。
 彼女をミシンで繋ぎ合わせる老婆・・・
 彼女は命令通りに動く殺人マシーンとして生れ変った!

 ハ~~~。ため息が出る。
 まぁ、私も男ですから、ヒロインが裸でいるシーンに興奮したりするんですけど、だからなんなのよ!
 ストーリーがめちゃくちゃなのは仕方ない。
 プサンファンタスティック映画祭に出品しようが、まぁ作る人の勝手ですから。

 まぁ、だまされたと思って見て下さい。
 間違いなく「だまされた!」と思いますから(^^;

<04/02/04>

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映画「ほえる犬は噛まない」

2003年11月4日 / コラム

お勧め度 ★

 先週「ほえる犬は噛まない(原題フランダースの犬)」を見てきた。
 猟奇的な彼女の時の様な、大ヒット間違いないという映画ではないためか、マスコミにはあまり取り上げられていないし、映画館もマニアックな人しか来ないのではないか?という位の規模だった。

 公式HomePage
http://www.hoeruinu.com/

 ストーリーは、はっきり言って公式HomePageに書いて有ることが全て。
 韓国語の勉強をする身としては、映画の中で特に難しい表現は出てこなかったと思うし、結構聞き取りやすい韓国語だったので、初級のヒヤリングには使えるかも知れないと言う点ではお勧めできる。

 ・・・が!内容は前評判ほど面白い物ではなかったし、雑誌「韓国語ジャーナル第6号」の表紙を飾る、美人女優で主演の「ペ・ドゥナ」は化粧をあまりしていない、ボケネェチャンにしか見えないのが残念。 

 映画の舞台はおしゃれな都会の生活ではなく、どこかの地方都市の集合住宅で繰り広げられる?ごく普通の人たちの日常が、時折り流れるジャズのリズムに乗って、淡々と進行して行く不思議な空間だった。
 正直言ってあの映画を無音で流したら、日本が舞台だと言っても気付かないかもしれない。
 恋愛ものではないし、主演の女優の魅力が有る訳でもない。

 そもそも原題の「フランダースの犬」とはどういう意味が有ったのか・・・
 映画が終わった後のテロップロールでは、日本のアニメ「フランダースの犬」のパンクロックバージョン?が流されていた。

 映画を見終わった後、駅につくまで色々考えた。
 映画の中に3匹の犬が登場する。
 それぞれの犬は、それぞれ境遇の違うご主人様に仕えていて、それぞれ違う人生(犬生と言うべきか?)を歩んで行き、うち2匹は食べられてしまう・・・

 昔見たアニメ「フランダース犬」のストーリーはほとんど覚えていないものの、最終回で主人公ネロと、その愛犬パトラッシュが、教会の中で抱きあうように死んでしまうという衝撃のラストシーンだけはよく覚えている。
 なんでネロとパトラッシュが死んでしまわなければならなかったのかなんて覚えていないが、犬と人間という関係は、大昔から単なる家畜とは違う存在であったのだけは事実。
 犬を食べる風習は韓国文化でよく取り上げられることであるが、家族の一員として育てている愛犬家は韓国にも沢山いるので、犬食文化を否定する人たちもいるのも事実だ。
 そういう背景もかくし味として有るのかも知れない。

 よくよく考えて見れば、もう一人の主人公で大学教授になれない、情けない夫は犬が好きではない。(ネタバレになってしまうので詳しく書けませんが・・・)
 だけど、最後の最後にあれだけ毛嫌いしていた犬が幸運をもたらしてくれる存在に変わって行く。

 韓国における、犬と人間との関係。
 そして日本とは若干違う韓国庶民の生活が描かれている映画として見れば、韓国語を勉強する人間は、一度見ておいた方が良いかも知れない。

 最後になるが、面白くないと言えば、火山高以下なので、語学の勉強のためと割り切って見るべし(^^;
 映画館の中で笑いが出たのは2,3回くらいはあったけど・・・

<03/11/04>

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うどん屋で朝ご飯

2003年8月29日 / 旅行

■ とりあえず朝ご飯

今日は、どこに行こうか?
昨晩、ホテルで開催された兄弟会議で、議長の私から「明日は市内観光」という議案が提出され、満場一致で可決された。
ちなみに、午後4時から「ナンタ」を見に行く予定なので、時間はたっぷりある。
とりあえず、ホテル近くの店で朝食をとることにした。 続きを読む»

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焼き肉屋

2003年8月28日 / 旅行

■ ガイドブックにて

韓国と言えば焼き肉である・・・
そう思う人が多いと思うが、本当にそうなのか?
正解は当たりだとも言えるし、不正解だとも言える。
韓国に行けば、安くて美味しい焼き肉が沢山食べられると思っている人が多いのは事実であるが、実際はそれほど安い食べ物ではないと思う。
ただ、焼き肉と言うのはサンチュ(サニーレタス)と一緒に食べるものなので、日本のように別に注文しないといけないというのはおかしいと言うのが、韓国の焼き肉屋の常識なのである。
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第五哨舎と帰らざる橋

2003年8月28日 / 旅行

■ 第五哨舎

第五哨舎とは、銀地境界線を監視するために作られた監視所のことである。
ここからは北朝鮮を一望することが出来る。
昨年も来て思ったが、本当に目と鼻の先に北朝鮮が見えるのに、遥か遠くの国に見える。
今年は特に天気が良かったせいで、素晴らしい光景を見ることが出来たと思う。


北朝鮮の国旗掲揚台

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