インターネット事件ファイル

 ここでは私が体験した、もしくは私が起こしてしまったインターネット上でのやり取りを紹介します。
 個人的に印象深かったため「事件」などと表現していますが、実際には訴訟に発展したわけでは無く、場末の飲み屋で言い争いをしたことの記録のようなものです。

メーリングリスト殴り込み事件 〜98年4月上旬

 殴り込みと書くと物騒であるが、MacUserの情報交換場所であるメーリングリストに入会早々、以下のような内容のメールを送ってきた者がいた。
 L氏はMac歴4年(8500/G3を筆頭に今まで13台のMacを所持)、Windows歴2年(と言ってもMacの本体にWindowsマシンを入れているやつ)であるが、13万円の非力なK6?マシンを購入したという。

 MacがいかにWindowsより劣っていようが、個人的に気に入って使っているわけだし、ましてやそのユーザーズグループに「君たちWindowsの方が良いのになんでMacを使ってんの?」とも取れるアプローチを受けたら反発が来ないほうがおかしい。
 当然のことながらメーリングリストでも、大騒ぎになり反論のメールが飛び交った。
 その数はわずか2日で70本を越えたのだが、その内の20本ほどはL氏が出した反論?のメールであった。

 L氏は「ここがマッカーの巣で有ることが分かった。ボランティアをやる気もないし、嫌になったから出てゆく」なる捨てぜりふを言って、わずか数日でメーリングリストから姿を消した。

 私もL氏にメールを出した。
 1本目の返事は「キラーメールをくれたのはあなたくらいですよ。「MLでは怖くてかけないけど....」はあってもね。」だけであった。
 2本目の返事は、なぜ彼がそんな態度を取るのかということが書いてあった。

 とのことだった。
 そりゃ、L氏がどんな家庭環境で育ってきたか、どんなに優秀なやつだかはメール上だけでは想像は出来ないが、そんなことを日常やっているような人間なら世間から鼻摘み者になってしまう。
 もっと言ってやりたかったのだが、L氏はあまり私につきあいたくないらしいし、このまま世間の鼻摘み者になるかは私の責任ではないので、これ以上意見するのはやめるようにした。

 最後に彼が言ったセリフが印象に残る。

ところで、絶対に反論できない主張もあります。
「なんとなく自分はマックが好きだから」
「なんとなくマックのほうがかっこいいから」
「自分にはマックのほうが相性がいいらしく使いやすい」
 こう言うものは、まさに好みの問題なので、反論のしようがなく、むしろ最もマックを愛しているユーザーの言葉ではないかと思います。
 これが本来の姿であろうと考えています。

 安くて高性能なマシンが好きで、最後まで名前すら言わなかった(メールアドレスも転送)彼は、今何を考えているのだろうか?
 L氏のパソコンに対する「本来の姿」をWindowsに見つけたのかも知れない。
 しかし、逆の立場だったら、自分がそう言う態度をされたらどうなるということまでは考えていない気がしてならない。

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「どういうこと?」事件 〜98年6月上旬

 Macのメーリングリストに突然変なメールが入ってきた。
 彼曰く「Macのメーリングリストからチェーンメールを要請するメールが入ってきたので、気持ちが悪いから二度としないで欲しい。」とのことだった。

 その変な要求とは「我々の愛するMacを批判するHomePageが有るので抗議のメールをしよう」という内容。
 当然のことかも知れないが、メーリングリストではそのようなチェーンメールの要求をするような、変なグループであるわけない。
 なんでメーリングリストの名前をかたったのかは色々な憶測が飛び交ったが、自分のやりたい喧嘩なのに他人のふんどしを借りてやるなんて、なんて汚いやつなんだと思った。
 もしかすると「実は批判をするふりをして、そのMac批判のHomePageに目を向けさせようとするシンパの作戦だったのでは?」という意見も出た。

 この事件では私はなんのコメントも出さなかったのだが、この話題は私「Y事件」に首を突っ込む切っ掛けにもなった。
 そう「Mac批判をしているHomePage」とは、「Y氏のHomePage」だったのだ。(※ すでにこのHomePageは存在していません)

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Y事件 〜98年7月上旬

 マッキントッシュに対して批判的なことを書いているHomePageがあった。
 そのHomePageの内容自体はそれなりに理論的に書かれたものであり、一部納得のいかない部分があってもその着眼点は面白いものが有ったと思う。
 そして彼の主張に共感したシンパ達も、彼の掲示板に「これでもか!」とばかりにMacの批判を書いていた。

 しかしながら、Y氏はちょっと天狗になっていたようである。
 某所のメーリングリストの投稿された、Y氏のHomePageを批判した投稿に対し、「頭に来た」と言って、その人を一方的に馬鹿呼ばわりしたコメントを書き連ねていた。
 そして、こともあろうに、その投稿者のメールアドレスも無断で公開していたのだ。

 私はこれはとんでもないことをしていると判断、Y氏にメールを送った。

 メールの内容は「Y氏及び、Y氏のHomePageを批判する人間に腹を立てる人間(シンパ)を扇動して、抗議のメールを送るように仕向けているのは、犯罪に値するからすぐ止めたほうが良い」、そしておまけとして(と言うかHomePageを見るものとしてのマナーとして)Y氏のHomePageに対する率直な感想を付け加えてメールした。
 すると彼は「私が嫌いなマッカーからこんな下らないメールがきた」とメールアドレス無断公開の件は無視して、キャンペーンを繰り広げたのである。

 私個人が批判されるのは全く構わない。
 だた、彼の場合「天上天下唯我独尊」「くだらない奴からのメールは読まない」と言う態度に出た。
 私は人の批判はするが、人からの批判は全く受け付けないという人間を、「餓鬼」「世間を知らないはな垂れ小僧」と言うことにしている。

 私は彼のHomePageを預かるプロバイダーに「勝手なメールアドレスの公開」と言う点について、その対応を迫った。
 断っておくが、彼のHomePageを閉鎖してくれとは一言も書いていない。
 「勝手なメールアドレスの公開を止めさせたほうが良い」と言う点だけの指摘だ。

 その撃xY氏は「今プロバイダーと喧嘩をしている」と言う言葉を最後に消えてしまった。
 そう、HomePageが突如無くなってしまったのだ!
 プロバイダーは「当社の方で抹消したわけでは有りません」と言っていたのだが・・・

 Y氏があのHomePageを閉鎖したのはなぜだろうか?
 彼の人物像について情報を集めた。

 公私共に忙しくなったことは間違いない。
 別の場所に有る無料の掲示板では、主導者Y氏を失ったシンパ達が、しばらく、細々と彼の意志を継いで書き込みをしていた
 自分の理論的では間違っていないと思って好き勝手にやっていたのだろうが、実社会に出たら新入社員のへ理屈など「大人の理屈」の前には何の力も無かったと気づいたのかも知れない。

 現在もYが残した「掲示板」を時折見ている。
 数ヶ月に一度「テスト」とだけ書かれた書き込みがされている。
 もしかしたらY氏本人が「いつか復活してやるぞ!」と、無料掲示板にしがみついているのかも知れない。

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私立Y学校事件 〜98年10月上旬

 主を失ったY氏の掲示板に、彼のシンパ達が今だ活動していることを察知した。
 活動というのは「Macの悪口を言う」「その批判の揚げ足を取る」と言う実にネガティブな行動であった。
 別に「ど〜〜でも良いこと」なんだけどね。
 
 だた、私が少し言ってやりたくなったことがある。
 シンパの一部が某所で「マッカー批判」をやっており、どういうわけだか「マッカーは同じようなことしか言わない。新鮮味が無い」と勝ち誇ったようなコメントが書いてあったのだ。
 つまり彼らは「馬鹿をからかうのは楽しい」みたいなことをやっているようだ。

 そらそうだろうよ。
 どんな場合だって、そいつらは「批判」や「馬鹿にする」ような目的をもってアプローチしているのだから、出てくるのは反論が多いに決まっている。
 またしても私は「君、なに考えてんの?」と言いたくなったわけだ。

 でも今回は彼らの心の中を少しだけのぞくことが出来た。
 ようするに「Macは好きだがAPPLEのやり方や、その取り巻き達の意見が自分の思っていることと食い違っている」と言うことのようだ。
 でも食い違っているからと言って、文句を言うやつがおかしいのだ。
 十人十色というように、すべての人の考えが統一されてしまうのは気持ちが悪い。

 APPLEは町のパン屋ではない。
 まがりなりにも世界をまたにかける大企業だ。
 重箱の隅にいるような木っ端の意見を一々聞いている暇はないのである。

 「そりゃUser無視、客を客と思っていないのと一緒だろ!」と言う意見が出てくると思う。
 だけど僕は違うんだな〜。
 物事を批判的に見るより、肯定的に、ポジティブに考えるのが好きなほうだし、Macを選んだのは自分自身である。
 それを批判するというのは自分を批判することだと思うし、車で例えれば試乗もしないで雑誌にべた褒めされているというだけで買った奴が、こんなはずじゃなかったと言うのと同じことだ。
 物の見方の修業が足りないんだろうな。

 言う人は言ってるよね。
 「マッカーはわずか数十万円のものにすがりついている」って。
 悪いけど、僕は今までパソコンに数百万円近く、つぎ込んできたわけだ。
 その上で現在のMacも選択しているわけよ。
 今持っている「わずか10数万円」のマシンは私の役に十二分に答えてくれている。
 今から始めようという人にも十分御奨めできるし、ことによったら中古品でも納得できるスペックのものも沢山あると自信をもって言えるよ。

 車の免許を取得したからと言って「免許皆伝」になったのと勘違いしている人と同じで、人間一生悩み苦しみ物事を追及していかないとだめなんじゃないの?
 たかがパソコンのことなんだからさ。
 人を批判する前に、自分のスキルを上げることに精進するほうが良いぞ。

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DM流出事件 〜98年7月中旬

 DMとはダイレクトメールの略称で、多人数に自動配付されるメーリングリスト内で、特定の個人向けに出すメールを区別していう言葉である。

 事件の発端は、メーリングリストによく顔を出す人のメールアドレスが、その人の書いたコメントへの批判とともに載せてあるのを見つけたのだ。
 まるでこれでは「こいつにキラーメールを出そう!」と言っているようなものである。
 いままで直接あったこともなければ、メールを交わしたこともない人であったが、何か嫌な思いをしているのではないかと思い、DMで知らせたのだ。
 ところがそこで大失敗をした。
 DMのつもりで出したメールが、実はメーリングリストに流れてしまったのだ。
 そりゃそうだ。
 彼のメーリングリストでの発言を「返信」してしまったのだから。

 ところがこれが思わぬ方向に向かってしまったのだ。
 上記にかいてある「L氏」と「Y氏」が同一人物ではないかという気がしてならなかったのだ。
 しかしその証拠が無いのに、両名が同一人物=あのテロリスト?とコメントしてしまったことで、私が「特定の個人の批判をした」と言うことになってしまったのだ。
 Macのメーリングリストに入っている人が、全て私と同じ考えであるはずもなく、中にはMac批判のネタを得るために入会しているのでは?と言う人も出てきた。
 なにしろ「メールアドレスの無断公開」の部分には一切触れず、「Y氏に偏見を持たせるようなコメントはやめろ!」だもんね。
 また、彼らの言うようにMacに妄信している人間もいることも分かった。
 「ヒョウタンから駒」とはこのことか?

 人の噂も75日と言うが、私はすぐさま地下に潜った。
 その地下活動とはこのコンテンツ「そんなオタクにならないで」を作ることであった。
 なりゆきとは面白いものである。

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機種依存文字事件 〜99年2月中旬

 事件のあらまし
 私は「ある機種依存文字」を使った署名を付けていた。
 送った数は3年越しで1,500通にのぼる。

 「機種依存文字はご法度」のインターネット世界であるのだが、私は「洒落(しゃれ)」でこいつを使っていた。
 ところが、「機種依存文字はご法度」と過敏に反応する人がいたわけだ。
 足掛け3年も使っているのに、何を今更と言う気分になってしまった。
 この署名はパソコンのスペシャリストの集まるメーリングリストにも付けていたのだが、誰からも指摘されたことはない。
 いや、実は指摘されようもないことになっていることも知っているので、私は確信犯でやっていたのだけどね。
 つまり機種依存文字は大抵の人には「文字化け」して「非機種依存文字」に置き変わってしまうのだ。
 文字と言っても、これはマークに近いものであって、例えば漢字が置き変わって意味をなさないという状態になるわけでない。
 このマークの意味自体が分からない人が大多数であるからだ。

 ネタのばれた手品のような話だったので、強固にこの「機種依存文字」にすがりつくような態度を取るのは子供じみていると判断。
 すぐ他の署名に切り替えた。

 ところが私の出したメールが、他のメールとくっついてしまうという、奇妙な現象が起こった。
 もちろん、その1通だけなのに。
 「君の機種依存文字が原因だ!」と半ば感情的になった人もいるようである。
 もちろんその原因は他のところにあるはずだ。
 だって、私も別のところで同じよにくっついたメールを経験したことがある。
 根拠がないとは言えないことであるが、機種依存文字を使えばメールがくっつくと言うのを実験するのは、また1,500通以上のメールを出さないと実証しないだろう。
 本当の技術者がちゃんとした判断を下してくれるのを待っているのだが・・・

参考文献

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ABS論争 〜97年12月初旬

 これに関してはずいぶんと嫌な思いをした。
 この項目のコンテンツを読んで欲しい。
 特異な「オタク」もいるけど「自分の周りには法律が無い」と思っているような馬鹿者も最近目に付く。
 警察が取り締まりをするために道路交通法などの法律があるのではなく、社会のルールとして法律はあるのだ。
 そこのところを勘違いして、自分勝手な論理を言うのは腹が立つ。
 ちなみにこんな偉そうな事を言っている私も、知らずしらずのうちに違反をしていることもある。
 だけど、お巡りさんに食いついてやろうとは思ってないぞ。
 自分のミスによって事故を起こさなかったことだけでも良かったと思いたい。
 まぁ、いまだかつて捕まったこともないので「ゴールドカード」なのだけどね。

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メーリングリスト騒乱事件 〜97年11月

 共通の趣味を持つ人が集まり、電子メールによって色々な情報を提供しあうのがメーリングリストの醍醐味だ。
 現在私は休眠中のものを含めて4つ掛け持ちしているため、一日に送られてくるメールは100本近いときも有る。

 さて、この話題は私がインターネットを始めて比較的初期の頃、友人が入会していたメーリングリストを脱会したことから端を発する。
 友人曰く「メーリングリストが荒れているし、発言が子供ぽいので嫌になった。君の意見を聞きたい」とのこと。

 モーターサイクル系のメーリングリストなのだが、友人は入会の時の挨拶で「○×の他に△■も乗っているんです」と書いた。
 友人の挨拶に反応した人と、少しだけ△■の話題になったそうだ。
 すると別の人から「ここは○×のメーリングリストだ。外でやってくれ」と言われたらしい。
 共通の趣味のメーリングリストなので、あまり横道にそれるのは確かに問題がないわけではないが、そういう反応は嫌なものだ。

 そこは過去ログをインターネット上に公開していたから、私も見ることができた。
 メーリングリストが荒れている原因は「Y君」なる人物が、自分と意見の合わない人間を批判し、脱会してやるということのようだった。

 有る程度一定期間に投稿をした人のスレットを集計していたのだが、Y君は自分がそのメーリングリストを主催しているわけでもないのに、「スレットの多い人がここの重鎮だ。自分の意見を尊重しろ」とか「誰かBBS(掲示板)を作ってくれ」とかわがまま三昧だった。
 多数の意見としては「ご自分でメーリングリストを主催すればいいじゃない?」と言われたのだが、Y君は学生らしく「親から小遣いをもらってInternetをやっている。そんなものにお金をかけられない」と、そのお子様ぶりを披露してくれた。

 そのメーリングリストには、他にもこんなエピソードが有る。
 ある人が「地元でお祭りが有るのでみんなで見物に行きませんか?その後、地元の○×のショップを紹介しますよ。」と、オフラインミーティングのお誘いをした。
 ところがお馬鹿なお子様がいて「お祭りか何だかわからんが、そんなもの○×とは関係ない。○×のパーツの情報だけ流してくれ」と言ってきた。

 このように非常に「変なおたく」が多いメーリングリストだったらしい。

 友人は最初に入ったメーリングリストでこのようなショックを受けたため、他のメーリングリストへの参加をためらうようになってしまった。
 しかし、その後友人が入ったメーリングリストでは、その様な仕打ちを受けることもなく「そこは○×とは違って大人のメーリングリストだ」と言っていたのが印象に残る。
 その後、○×メーリングリストがどうなったかはわからない。

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